ディズニーが展開予定の新配信サービスの目玉作品となるもと言われている実写ドラマ版『スター・ウォーズ』。そのタイトル『ザ・マンダロリアン(The Mandarorian、原題)』とストーリー、画像が一気に公開され話題となりました。
まず、今作のプロデューサーで、映画『アイアンマン』の監督としてのおなじみジョン・ファヴローがInstagramで投稿したあらすじがこちら。
ザ・マンダロリアン
ジャンゴとボバ・フェットの物語の後、スター・ウォーズの宇宙に新たな戦士が姿を現す。『ザ・マンダロリアン』は帝国の崩壊の後、ファース・オーダーが台頭する前の時代に、新共和国の力の及ばぬ銀河の果てで苦闘する一人のガンマンの足跡を追う。
Production on #TheMandalorian, Star Wars’ first live-action series, has begun!https://t.co/Dp0HEASdqkpic.twitter.com/fQaiBcH10v
— Star Wars (@starwars) 2018年10月4日
そして最初に公開された『ザ・マンダロリアン』の画像がこちら。直接言及はされていないものの、おそらくこれが主人公の姿なのでしょう。
マンダロリアン(マンダロア人)とは、かつて戦闘民族が住んでいた惑星マンダロアの文化圏に属する民族を指すもので、かつての設定では『スター・ウォーズ』旧三部作に登場した賞金稼ぎボバ・フェットやその父ジャンゴ・フェットがその一員でした。
ただ、現在の設定ではジャンゴは「偽物」のマンダロア人として惑星マンダロアの政府に追われ、アーマーを着てマンダロア人のふりをしているだけだったと言われており、その息子のボバ・フェットも厳密にはマンダロア人じゃないはずということになっています(この設定はジョージ・ルーカス発案の元アニメシリーズ『クローンウォーズ』で持ち込まれたもの)。
なので今回のドラマの主人公が本当のマンダロア人なのかどうかは怪しい所。とはいえ、アニメ『クローンウォーズ』や『反乱者たち』では由緒正しきマンダロア人がたくさん出てきているので、ボバやジャンゴと違ってちゃんとしてる可能性もありそう。
アーマーも外見から判断するにちゃんとしたマンダロリアン・アーマー(マンダロア人の鎧)。ジャンゴの時代から数えると何十年も使ってきたボバのものに比べると綺麗ですが、目立つ傷もあるあたりこの人物も様々な戦いをくぐり抜けてきたという雰囲気があります。
今までの作品に登場したマンダロア・アーマーのようなマーキングも殆ど無いので、それ以外の情報は読み取れません。左手の三角が気になるけど、ただの三角か……?(なんかわかることがあったら教えて欲しい)
ボバ/ジャンゴ以外の『反乱者たち』のメインキャラクターで、由緒正しきマンダロア人であるサビーヌ・レンはマンダロリアン・アーマーを着ていましたが、デザインやマーキングが大きく違うので、彼女である可能性はかなり低そう。
とはいえ、あらすじなどからはこの写真の人物の性別はわからないようになっているので、場合によっては女性の可能性もあるかもしれません。
ちなみに、時代設定的にジャンゴはとっくの昔に死んでおり、ボバ・フェットはカークーンの大穴に住むサルラックに呑み込まれて死んだはず(脱出したという設定は現在は消えています)なので、伝説の賞金稼ぎがドラマに登場するかどうかは不明。ただ、ボバにはストーリーに絡んで欲しいところ。
そうする時になるのが噂をされていたボバが主人公の映画ですが、現在制作が止まっているという話もあり、どうなるかは一切不明。
とにかく、個人的にはスター・ウォーズ世界の賞金稼ぎや密輸業者にギャングという西部劇的ゴロツキ連中には、ジェダイや軍隊以上に魅力を感じているので、このストーリー・設定は最高に楽しみ。
制作陣に、アニメ『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』を手がけたデイブ・フィローニが入っていて、さらには各エピソードの監督として映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ、そして映画『ハン・ソロ』のロン・ハワード監督の娘で『ジュラシック・ワールド』などで知られる女優のブライス・ダラス・ハワードといった面々が発表されているので、期待は高まるばかり。
衝撃的な展開だった『最後のジェダイ』の続きとなる、『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』がどうなるかも気になりますが、これは待ちきれない……!
ドラマ『ザ・マンダロリアン』は2019年末スタート予定。
Source: Star Wars 、Twitter、Instagram