2019年10月8日の記事を再掲載しています。
ライフハッカー[日本版]より転載
現在、Tanzakuでクラウドファンディングに挑戦している、世界初の純チタン製カトラリー「Ensō」。
以前、machi-yaで700万円以上も支援を集めた注目のプロダクトです。Apple Watchにもついにチタンが追加になっていることからわかるように、徐々に身近で使えるチタン製品が増えてきています。
そこで、「そもそもチタンのフォークやナイフは、ステンレスとは違うの?」と疑問に思ったため、実際に実物を触ってみました。チタン製品の人気が高まっている理由が少しわかりましたよ。
医療グレードの高純度チタンを使用
「Ensō」の一番の特徴は、医療グレードのチタンを使った高級カトラリーであるということ。カトラリーのラインナップは、フォーク、ナイフ、スプーン×2、お箸、箸置き。
ステンレスにはない、以下のようなメリットがあります。
- イオン化(溶け出し)にくいため、料理の味に影響を与えない
- 抗菌力でバクテリアの繁殖を抑え衛生的
- 軽く、強度が強い
- 破損や錆びとはほぼ無縁
確かに実際に口に入れてみても、ステンレスのスプーンやフォークなら金属臭がするところ、チタンは金属臭が全く気になりませんでした。また、熱伝導率がステンレスよりも低いので、フォークやスプーンが熱くなりづらい。
ただ、金属としての柔らかさみたいなものは、ステンレスよりも手に馴染む感覚があり、不思議な体験でした。
持ち手が太くグリップがきく
家で使っていたフォークやナイフは、持ち手が平らで薄いのですが、「Ensō」は厚みがあります。
これによって持つ時にホールドしやすく、扱いやすかったですね。
また扱いやすさでいえば、チタンらしい軽さについて是非言及させてください。持った瞬間に、「おっ」と感じるのがグリップ感と、もう1つあげるとすればその軽さなんです。
ここは、普段使っているフォークやナイフとは全く違う体験でした。思わず、「軽い」と独り言を言ってしまったほどです。
金属が変わったところで、そこまで変化はないだろうと最初は思っていましたが、実は金属の違いで全く違う製品になっているわけです。
ナイフの切れ味はあまり変わらない
ナイフに関しては、切れ味にあまり違いはありませんでした。ただ、軽量のため、ステーキなどの硬いものを切るときは、ほんの少し力が必要かもしれません。
当然ながら、木製のお箸より重い
日本では木製のお箸が一般的なため、金属のお箸はちょっとした初体験でした。当然ですが、木製よりも重量があります。ただ重量といってもずっしりとした感じではなく、木製が少し重くなった程度です。また、お箸の先端に滑り止めの細かい加工があるため、食べ物をしっかりとつかむことができました。これがあるのとないのとでは、段違い!
一生使えるカトラリーを今すぐ手に入れよう
チタンの金属としての魅力は全く新しいものであり、これから徐々に世の中に広がっていくでしょう。今回のクラウドファンディングは、今からそのチタンの魅力に触れておくチャンス。
破損や錆びとはほぼ無縁で、衛生的。まさに一生使えるカトラリーをぜひ体感してみてください。
Source: Tanzaku