逆転の発想。
イヤホンもヘッドホンも、昨今はすっかりワイヤレスです。カバンから取り出したイヤホンのケーブルが絡まることも、急いでつけたイヤホンが耳元、首回りで捻くれ曲がっていることもありません。快適! …でも、あの絡まりにどことなく感じるノスタルジックって、自分が生きた一時代を描いている気がするわ。ということで、イヤホンケーブルが絡まるカオス具合をファッションにしたのが、このピアス。見たまんまのデザインです。
作ったのは、アーティストのAleia MurawskiさんとSamuel Copelandさん。電車で見かけた男性のイヤホンが、絡まりに絡まっているのがどうにも気になったというAleiaさん。男性に「その絡まりをイヤリングにしたい」と声をかけて写真をとらせてもらったそう。最初は驚いた顔をしたという男性とその友人ですが、Aleiaさんのアイデアに爆笑し、写真だけでなくビールまでおごってくれたんだとか。アートというのは、日常のふとした非日常から生まれるものなんですね。
初めは自分用に趣味で作ったイヤホンピアスですが、現在はユニークなデザインのアイテムをたくさん取り扱うBeef's Worldで40ドルで販売されています。
日本ではAirPodsが「耳からうどん」だと話題になりましたが、Appleのイヤホンはユニークな芸術を刺激する何かがあるんでしょうか。そう、耳からうどんという発想もまた芸術なのです。
Source: The Verge