プラモデル作りで大切なのは「集中力が切れない」こと。話題の専用ワークステーションArtty Stationをプロモデラーが使ってみた

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プラモデル作りで大切なのは「集中力が切れない」こと。話題の専用ワークステーションArtty Stationをプロモデラーが使ってみた
Photo: 野間恒毅

こちらは、メディアジーン コマースチームからの記事です。

ライフハッカー[日本版]より転載:

趣味のプラモデル作り。工具や塗料が机の散乱して「工具はどこだっけ?」、「パーツはどこいった?」となりがちですよね。そんなお困りの貴方にぴったりの収納箱があるんです。いや、収納場所というよりも、作業効率を最大限に高めるプラモデル工場とでも言えるかもしれません。

今回、そのプラモデル工場を自宅に作ることができる「アーティステーション(Artty Station)」を試用を交えてご紹介したいと思います。今回、試用をしてもらうのはプロモデラーの久住(くすみ)さん。プロの目でアーティステーションを実際に使ってみての感想を聞きたいと思います。

久住辰雄(くすみ・たつお)


プロモデラー、原型師。桑沢デザイン研究プロダクトデザイン課を卒業後セガエンタープライゼスに入社、玩具、企画開発業務に従事。同社を退社後、玩具、文房具などの試作、原型製作などを請け負う。趣味はクルマ、バイクのプラモデル作り。

野間恒毅(のま・つねたけ)


ギズモードライター、ブロガー。趣味でプラモデル、ミニ四駆、RCを楽しみクルマやバイクのレストアにも挑戦。現在は無人自動操船ヨットのスタートアップ企業を立ち上げ、全長2mクラスのプロトタイプを製作中。

── 久住さん、普段はどんなお仕事されているのでしょうか?

久住:普段は、おもちゃのサンプルなどを作っています。趣味では主にクルマのプラモデルを作っています。昔は、ホビー誌で作例を作ることもしていました。ガンプラブームの頃ですから、ずいぶん昔ですが。

── 私もガンプラブームのころは毎週日曜日デパートや模型店に並んでガンプラ買い求めた口ですよ。久住さんは趣味でもクルマのプラモデルを作るとのことですが、フェアレディZやシティカブリオレなど、実車もキレイにレストアされてこだわっていますよね。

久住:そんなに、ピカピカではありませんが、大事に乗っています。やはり、若い頃に憧れたクルマは、乗ると気分が高ぶりますね。

アーティステーションの「ピッコロ」を選んだ理由

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Image: machi-ya

──アーティステーションは大きさや収納容量の違いで5つのモデルがあります。その中から今回、久住さんは「ピッコロ」を選ばれましたが、その理由は何でしょうか? 私は超豪華なオペラがオススメだったのですが。

久住:私の場合、スペース的な制約があり、残念ながらオペラは置けませんでした。でも、このアーティステーションは、模型作りに特化していて良いですね。ピッコロというモデルを試用しましたが、限られたスペースに高さ方向の収納が充実しています。

── なるほど。これから新居に引っ越すとか、新しくスペースが確保できる人にはいいかもしれませんが、すでにプラモデル作りをしていると作業机がゴチャゴチャしてしまってスペースを空けるのが大変ですからね。

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ピッコロ導入前の実際の工作机 Photo: 野間恒毅

久住:扉収納ができる「コンサート」も、省スペース性は魅力的でしたが、工作机の上に設置する条件ではピッコロがぴったりでした。

── ピッコロは高層化されていて収容能力がありますね。久住さんはこれまでどんな製作環境だったのですか? 塗料とか工具はどう置いていましたか?

久住:工具箱やレターケースのようなモノに入れていました。今回ピッコロを導入して塗料などは、すべてピッコロに収納できたわけではありませんが、必要な工具、よく使う塗料、筆などは十分収まりますね。

── ちなみに、どんな塗料をよく使いますか?

久住:主に使うのは、ガイアカラーとミスターカラーですね。それに、スミ入れ用にタミヤエナメルを少し。水性は、乾きが遅いので使いません。

── さすがはプロ、スピード重視ですね。忙しいサラリーマンも余暇の時間は限られているのでスピードアップ法は参考になると思います。

久住:時間短縮は大切ですね。

久住:私は、塗装場所を確保しているのでシンナー臭で家族からクレームが来ないというのもありますね。

── 塗装場所があるのはうらやましいですね。さて、今回ピッコロを導入するために作業机を片付けたを思うのですが、導入にはどれくらい時間かかりましたか?

久住:今回は組み立て済みの物を送っていただいたので、半日くらいで設置が完了しました。

── アーティステーションは組み立て式ですが、簡単と聞いているので、イチから組み立てても1日はかからない感じでしょうね。

久住:おそらく、1日あったら余裕で導入できますね。工具や塗料の配置などは使用しつつ調整していく感じです。

集中力が高まる作業環境

── 今回導入して早速プラモデルは作られたのでしょうか?

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Photo: 野間恒毅

久住:さっそく、ハセガワのKH400を製作しました。実はこれ、ナンバープレートが1番手間がかかってるのです。画像から、トレースして透明ステッカーに逆版印刷。ポリカ板に貼って、白で裏打ちして切り出しという。

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Photo: 野間恒毅

── さすが手間暇かかってますね。趣味とは思えないクオリティ!

久住:久しぶりに本気で作りました。勉強机を買ってもらって勉強するようになった学生時代を思い出しました(笑)。

── 環境が人を変えるんですね!

久住:ピッコロがあってずいぶん助かりました。工具、塗装が、1箇所にあるので集中力が途切れないのが良いですね。そしてパーツの紛失も減ります。

── 集中力が途切れないってのはとても重要だと思うんですよ。プラモデルって集中しているときが一番楽しい時間でもあるので。

久住:パーツが机の向こう側に落ちなくなりましたね。手提げ式の工具箱でさえ、開け閉めで集中力が途切れます。

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工具箱 Photo: 野間恒毅

── 落としたものを探すあの時間はよくないですよね。「あれ、何しようとしてたっけ?」とかなりそうで。で、休憩してしまって、テレビを見始めたり、ソーシャルメディアを見てしまったり。

久住:製品コンセプトの「おばあちゃんのために開発しました」っていうのが、使いやすさに貢献しているのだと思います。

── 本当にそうですね。

久住:アーティステーションを導入したことですし、がんばって「積みプラ」を減らしたいですね。死ぬまでに作りきれないほどストックがあるので(笑)


カスタマイズでさらに使いやすく

── アーティステーションを使いながら何かカスタマイズされましたか?

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カラトリー入れをカットして収納 Photo: 野間恒毅

久住:ランナースタンドには定規、ノートなどを置いておいています。右側の棚に100均のカトラリー入れをカットしたモノを入れてます。次は、小さな電気スタンドを設置したいですね。

── おおー、出し入れしやすそう。工夫で、さらに便利になりますね。照明も大事ですね。なお、コンサートには照明スタンドが付いています。

久住:素材がMDFなので改造も簡単で、画鋲などで止めたり、木工ボンドで接着したり勝手は良いですね。ニッパー置き場は、刃が上になるので使わずに、ピンでぶら下げました。

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Photo: 野間恒毅

── すでにもう使い込んだ雰囲気ですね!今回はピッコロを試用されましたけど、いかがでしたか?

久住:自分には、ぴったりのサイズでしたね。引き出しにラベルを付けて、キチンと収納すればかなり入りそうですし、それを考えるのも楽しいですね。自分は出しっぱなしですが、家族と共用スペースだったら、観音開きのコンサートも良いかもしれませんね。

── なかなか作業机のスペースが確保できない人は多いと思うので、これくらいのコンパクトなサイズでプロモデラーも使えるのであればサンデーモデラーには心強いですね。机が広い人はオペラが良さそうですが、お子さんがいていたずらが気になる人は開閉式のコンサートが良いかもしれません。うちの子はやんちゃだったのでニッパーの管理とかはかなり気を使いました。久住さんのお子さんはどうですか?

久住:残念ながらうちの子はプラモデルを作らないんです。SWITCHにはまって家にいながらバーチャル空間で友達と遊ぶというすごい時代になりました。

── なるほど。どちらにせよ、プラモデル作りが趣味ならアーティステーションはとても強い味方になりそうですね。

久住:ですね。キチンと収納するだけで、やる気が出るってすごいことです。マンネリ打破にも良いですね。

── 久住さんにはプロとして、また趣味の一環としてぜひアーティステーションを活用していただければ嬉しいです。今回はご試用ありがとうございました!


ご紹介したプラモデル製作用ワークステーション 「アーティステーション(Artty Station)」は、毎日モデルを作っているプロモデラーの方が実際に使ってみて「集中力が高まる」とのコメントでした。

また、カスタマイズもしやすい設計、汚れにくく改造しやすい素材なので長く使い込める環境となりそうです。ぜひ皆様もお試ししてはいかがでしょうか?

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Source: machi-ya