パスワードだけに頼ってはいられないもの。
AppleがFIDO Allianceに参加を表明しました。FIDO Allianceとは「生体認証などを利用した新しいオンライン認証技術の標準化を目指し」た非営利団体。つまり、より安心安全なセキュリティのためには、生体認証を進めていかないかんですよ、パスワードでのセキュリティは減らしていかんとダメばいという集まりです。
FIDOって?
認証プロトコルのFido Universal Second Factor (FIDO U2F),や、FIDO Universal Authentication Framework (FIDO UAF)、FIDO2を耳にしたことがある人もいるでしょう。FIDOには、すでにAmazon、Facebook、Google、Microsoft、Samsungや、アメックスにVisa、Mastercardまで多くの企業が参加しています。ここに、今回Appleが加わることが明らかになりました。
正式発表前にFIDOがフライングツイートからの消去が報道されるなど、ちょっと混乱はあったものの、現在はFIDOのメンバーページにしっかりAppleロゴが刻まれています。
Appleの影響
AppleがFIDOにジョインするとどうなるのか。パスワードを減らし、生体認証や物理セキュリティキーにシフトしていくのがFIDOのミッションですが、AppleはすでにFace IDやMacBookをApple Watchでアンロックするなど、FIDO的取り組みを行なっています。となれば、今後はApple端末のみではなく、周辺アクセサリも含めたAppleプラットフォーム全体でのセキュリティシフトを進めていくことになるのではないでしょうかね。パスワードがなくなる日も近い。
Source: FIDO