犬型ロボ「Spot」をタレントとして貸し出す芸能事務所現る

  • author 岡本玄介
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犬型ロボ「Spot」をタレントとして貸し出す芸能事務所現る
Image: theaigency/YouTube

「Spot」が三点倒立もできるとは…!!

およそ800万円というお値段で買えるようになった、ボストン・ダイナミクス社の犬型ロボット「Spot(スポット)」。これを世界で初めて、タレントとして派遣する芸能事務所が現れました。

TikTokに進出したい?

その芸能事務所はAigency。彼らは「Zero」と「One」と名付けた2体の「Spot」を所有しており、どうしてかTikTokでオモシロ動画を投稿するクリエイターとコラボレーションをしようとしています。

Video: theaigency/YouTube

なるほど。人気とお金のある配信者なら、「再生数稼げるかも?」なんて思うかもしれませんね。ただしTikTokに登場させる場合には、企画書のようなものを送って面白さを認められないといけないようです。確かに微妙な動画で看板商品の評判を落としたくはない、という気持ちは分かります。

エクササイズのコーチに就任

一方で彼らは、「Spot」をエクササイズのコーチにするビジネス「FitBot」も展開しました。疲れ知らずのロボットによるアシストでトレーニングをすれば、マシーンのような肉体を手に入れられるかもしれませんよね。

Video: theaigency/YouTube

本来の目的は危険な場所での調査

「Spot」は石油プラットフォームでガス漏れや異音がないかパトロールしたり、東京の建設現場を歩き回ったり、新型コロナウイルス感染者を診察するためのテレプレゼンス・ロボットとして、ハイテク人面犬になる、そしてSpaceXのスターシップ爆発実験にてガス漏れを嗅ぎ回るなどの活躍がありました。

ですがダンスも上手だったり、野球の無観客試合で選手を応援したりして、エンタメでもやっていけそうなポテンシャルも秘めています。今後も、こうしたユニークな使われ方がどんどん創出されそうな気がしますが…お次は何でしょう?

Source: FitBot, YouTube (1, 2) via Aigency