黒部市の造形作家、清河北斗さんの立体造形作品が3日、同市宇奈月温泉の総湯「湯めどころ宇奈月」など観光拠点3カ所にお目見えした。訪れた人が迫力あふれる作品に見入ったり、写真に収めたりした。31日まで。
黒部川開発100年を記念して、黒部・宇奈月温泉開発100年事業実行委員会(中谷延之委員長)が作品展示を企画した。宇奈月温泉街の新たな写真撮影スポットとして、観光客に楽しんでもらう。
総湯「湯めどころ宇奈月」では1階の観光案内所前に、オートバイと動物が融合したような「獣駆輪 肉食式速攻型」(全長320センチ、幅80センチ、高さ173センチ)を展示。富山市長附(大沢野)から家族で訪れた坂本弘美さん(44)は「大きくてインパクトのある作品に驚いた。旅行の思い出として写真に収めたい」と話した。このほか宇奈月国際会館セレネと、尾の沼体験交流施設「とちの湯」でも作品が展示された。
19日からは黒部川開発100年を記念し、清河さんがトロッコ電車をモチーフに新たに制作した作品が黒部峡谷鉄道宇奈月駅内に展示される。