3月3日の桃の節句を前に、福井県福井市定正町の小形米菓で、ひし餅づくりが最終盤を迎えている。色鮮やかな桃、白、緑の3色の餅が華やかな雰囲気を醸し出している。
桃色は桃の花、白色は雪、緑色は若葉をイメージしているという。まず県産のもち米を使って3色の餅をつき、先代から引き継いだ木箱に入れて重ね合わせる。冷蔵庫で一晩寝かせ、硬くなった餅を社長男性らが一辺約7センチのひし形に切り分けている。
社長男性は「お子さん、お孫さんが元気に成長することを願って飾ってもらえれば」と話していた。
1月上旬に製造を開始し、例年並みの約500個ほどを作る予定。同店と県内の平和堂各店で取り扱っている。ネットショップ「百選横丁」では、ひなあられとセットで販売している。