星空と地上の風景を同時に収めた「星景(せいけい)写真」の企画展が福井県福井市セーレンプラネットで開かれている。日本各地や世界で撮影された美しい写真60点が並ぶ。4月5日まで。
星景写真を通じて星に興味を持ってもらおうと、同館が昨年から開催している。日本星景写真協会の会員ら38人の作品を展示した。
岐阜県の男性の「森閑(しんかん)たる雪解野」は2018年3月に大野市で撮影。冬の大三角と雪が残る野山を収めた。埼玉県の男性が群馬県嬬恋村で撮影した「冬のダイヤモンド」はひっそりとしたカラマツ林と夜空に輝く1等星が印象的。
台風の影響で荒れる海から昇る月やホタルイカの光とカシオペア座が輝く一枚、米アラスカ州で撮影されたオーロラなども目を引く。
展示担当の女性は「展示している星景写真は完成度が高いものばかり。写真で見る星空も知ってもらえたら」と魅力を話していた。
火曜と第2水曜休館。展示の観覧は一般410円、高校生・学生は310円。中学生以下と70歳以上は無料。