福井地方気象台は3月25日、桜が開花したと発表した。記録的な暖冬の影響で平年より9日早く、1953年の観測開始以来、最も早い開花となった。例年は開花から約5日後に満開となっている。
福井県福井市豊島2丁目の気象台にあるソメイヨシノの標本木で午後2時、発表の目安となる5輪が開いているのを職員が確認した。
福井市の通称さくら通りの桜並木は、陽気を受けて早い所で三分咲き。笑顔で見上げながらカメラに収める市民も見られた。
これまで最も早い開花発表は2009年の3月26日。平年値は4月3日、昨年は3月28日だった。