JR西日本金沢支社の前田支社長(右)に、駅名候補の要望書を手渡す奈良越前市長=8月11日、金沢市の同支社

JR西日本金沢支社の前田支社長(右)に、駅名候補の要望書を手渡す奈良越前市長=8月11日、金沢市の同支社

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北陸新幹線、新駅名要望6案をJR西日本へ提出 福井県越前市

福井新聞(2020年8月12日)

 福井県越前市は8月11日、2023年春に市内に開業する北陸新幹線新駅の駅名候補を要望書にしてJR西日本金沢支社に提出した。要望したのは▽越前武生(たけふ)▽新武生▽越前市▽南越武生(たけふ)▽越前▽越前国府―の6案。JR西が来年春に新駅名を決定する。

 駅名候補は、武生商工会議所、市会、市観光協会、市社会教育委員、地元大学生、副市長の6人でつくる選定委員会が、市内外から意見を募ったアンケートの結果などを踏まえ、7月に6案に絞り込んでいた。カッコ内はどちらの表記でも構わないとした。

 8月11日は奈良俊幸市長が金沢市のJR西金沢支社を訪れ、前田洋明支社長に要望書を手渡した。要望書では同社に対して「駅名の正式名称を検討するにあたり、市の意見を参考にしてほしい」と求めた。

 行政と地元経済界などでつくる市特急・新幹線対策促進期成同盟会と市が連名で毎年行っている要望書の提出も合わせて実施。北陸新幹線敦賀開業に関しては▽新駅や敦賀駅での利便性の向上▽新駅開業に向けた協議と助言―の2項目。現状においては▽観光客の誘致と利便性の向上▽災害時や外国人に対する効果的な情報伝達▽サンダーバード最終便の武生駅への停車―の3項目を求めた。

 新幹線開業時の利便性向上については、新駅に停車する新幹線の本数が、現在のJR武生駅の特急停車本数と同等数になるよう求めた。

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