JT、「キャメル」でも紙巻きそっくりの葉巻発売 紙巻きよりも低価格で人気ブランドを低価格で

» 2019年10月25日 12時13分 公開
[ITmedia]

 日本たばこ産業(JT)は10月24日、「キャメル」ブランドの新商品を12月13日に発売すると発表した。いずれも「リトルシガー」という小型の葉巻たばこで、キャメルブランドの味や香りを引き継いだ低価格商品として提供する。価格は20本入りで360円。

photo 12月発売の「キャメル・シガー・ボックス」「キャメル・シガー・ライト・ボックス」「キャメル・シガー・メンソール・ボックス」
photo 見た目は紙巻きたばことほとんど変わらない

 JTは消費税率引き上げやたばこ税の改訂を受け、従来品の値上げや低価格商品の拡充を進めている。リトルシガー商品の提供もその1つだ。

 リトルシガーは、たばこ葉を原料として紙状に成形した「シートたばこ」を巻紙に使ったたばこ。形状は紙巻きたばこに似ているが、たばこ税法上は葉巻たばこに分類される。紙巻きと葉巻では税の計算方法が異なっており、葉巻たばこの場合は「たばこ葉1グラム=紙巻きたばこ1本」に換算した上で課税されるため、中に含まれるたばこ葉を調整すれば、税率を下げられる。

 JTはこの方法で、旧3級品銘柄である「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」の3ブランドを紙巻きたばこからリトルシガーに引き継ぎ、低価格での販売を継続している。

 現在キャメルブランドの製品は8種類で、400円または490円で販売している。ここにリトルシガー商品を加えることで、同社は「お求めやすい価格で、お客さまにキャメルブランドを楽しんでいただけるようにする」考えだ。

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