1月7日(米国太平洋時間)から米ラスベガスで開催している「CES 2020」に先駆けて、Lenovoが新製品を多数発表した。
同社は会場の一角に報道関係者やパートナー企業向けのプライベートブースを開設。フォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」や5G対応の「Yoga 5G」を始めとする新製品の実機が展示された。
この記事では写真を中心に、Lenovoの主要な新製品の特徴をレポートする。
Lenovoが2019年5月以降にプレビュー公開してきたフォルダブルPCが、いよいよ「ThinkPad X1 Fold」として正式発表された。ブースでは、実際に操作できる本体が展示された。ただし、キーボードやペンはモックアップだった。
画面はLG Display製の折り曲げられる13.3型有機ELディスプレイで、解像度は2048×1536ピクセル、アスペクト比は4:3となる。1つの画面として使うだけでなく、9.6型の画面を2つ並べたマルチスクリーンとしても利用できる。
背面はレザーカバーで保護されており、折りたたむと大型の手帳のような外観になる。カバーは簡易スタンドとしても機能し、本体を立てかけることでデスクトップPCのように利用できる。
本体にはBluetoothキーボード「Bluetooth Fold Mini Keyboard」が1つ付属しており、画面の下半分に重ねることでノートPCのように利用できる。キーボードはマグネットで固定され、本体からのワイヤレス給電を受けられる仕組みだ。
キーボードを画面上に置いたまま、ノートPCのように折りたたむこともできる。キーボードなしで折りたたんだ場合は、画面は完全には重ならず、すき間が少しできる。基本的にはキーボードを挟んだ状態で持ち歩くことを想定しているようだ。
フォルダブル端末で気になる中央の“折れ目”については、指で触れてみた限りでは凹凸感は感じられず、斜めから見ても目立たなかった。
ThinkPad X1 Foldは、まずWindows 10をプリインストールして2020年半ばに発売される。その後、2画面PC向けの「Windows 10X」を搭載したモデルも提供するという。
OSをWindows 10からWindows 10Xにアップデートができるかどうかは、Microsoftが情報を公開していないため、現時点では未定となっている。
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