MotoGPフランスGPの延期決定。シリーズの5月再開は危うし?
4月2日、MotoGPは5月15〜17日に開催が予定されていた第6戦フランスGPを延期すると発表した。そのためレースの再開は最短でも5月末のイタリアGPまで待つことになった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
4月2日、MotoGPの統括団体であるFIM(国際モーターサイクリズム協会)は5月15〜17日にル・マンサーキットで開催が予定されていたフランスGPを延期すると発表。3月26日にスペインGPの開催延期が決定してわずか数日で、再び延期されるレースが増えてしまった。
新型コロナウイルスは現在ヨーロッパで猛威を奮っており、フランスでは同ウイルスによる死者数が4千人を超える数となるなど、厳しい状況にある。
フランスGPの延期が決定したことにより、カレンダー上でのMotoGP再開は少なくとも5月末のイタリアGPを待つことになる。しかしイタリアは新型コロナウイルスによる死者数が1万3千人を超えて世界一。フランス以上に新型コロナウイルスの被害を被っている。
イタリアの保健当局は感染ピークには達したとの見方を示し、感染の拡大速度も鈍化しているようだが、感染者の減少には至っていない。そして政府も依然として外出禁止といった防止措置の継続を訴えている。
そのためイタリアGPも開催は延期され、MotoGPの再開は更に遅れるのではないかという見方が強い。
またMotoGPのレースが行われない期間が長期化していることにより、MotoGPクラスのサテライトチームや、Moto2、Moto3では財政面に苦労しているチームが出てきている。
シリーズを運営するドルナ・スポーツはこうしたチームに対し、財政支援を行なっていく考えを示しているが、今後も厳しい情勢は続きそうだ。
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