J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』（ナビゲーター：サッシャ・増井なぎさ）のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。12月24日（火）のオンエアでは、映画コメンテーターの有村 昆をゲストに迎え、「仕事帰りに借りて観るべきクリスマス映画」を紹介した。
【12月24日（火）『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」（ナビゲーター：サッシャ、増井なぎさ）】
■ひとりでもクリスマスを満喫できる映画：『ダイ・ハード』
1989年公開のブルース・ウィリス主演作品。おひとりさまにおすすめだという、その理由と見どころは？
有村：ひとりでクリスマスイブに奮闘する男の物語『ダイ・ハード』。クリスマスイブにブルース・ウィリス演じる主人公ジョン・マクレーンが事件に巻き込まれて、アラン・リックマン演じるテロリストを孤軍奮闘してやっつけていくというお話です。これはもう“ぼっち”の方は勇気をもらえますね。ブルース・ウィリス演じるマクレーンが不運なんですよ。そして、ダメオヤジが常にボヤいてるっていうのが、当時アメリカで非常に新しかったんですね。弱いおじさんがボヤキながら戦う。サラリーマンのお父さんの共感を得たのがこの作品なんです。
サッシャ：等身大のヒーローってことね。ビルから落ちるシーンが好きです。
有村：このシーンの裏話があるんです。監督がアラン・リックマンの驚く顔を撮るためにワン、ツー、スリーで手を離すところをワン、ツーで手を離したと。だから、「ウソーっ！」って顔で落ちてるんですよ。本当に名シーンなので観ていただきたい！
■カップルにおすすめの映画：『恋人たちの予感』
1989年公開のメグ・ライアン主演作品。メグ・ライアン出演の代表的な3作品『恋人たちの予感』『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』の中でも最高傑作と有村は語る。注目ポイントは脚本なのだそう。
有村：第一印象、最悪な状態で出会ってからずーっと友人関係が続いている男女の話。男と女の友情は成立するのか、否かを描いたのが本作なんですね。
増井:永遠のテーマではありますよね。
有村：観ていただきたいポイントは、ノーラ・エフロンという女性脚本家。今までハリウッド100年、115年の映画の歴史がある中で、1990年代までに活躍した脚本家のほとんどが男性でした。だから、ラブロマンスを書いても、男性目線。男女のすったもんだとかすれ違いがあり、そのあと「アイラブユー」「ミートゥー」って言って最後抱き合って終わるというのが定説だったんです。でも、この映画はそれを真っ向から否定したんですね。このノーラ・エフロンの脚本は、今まで考えつかないようなオチにしているんです。最後、そのセリフをメグ・ライアンに言わせるんですけど「アイラブユー」で終わると思ったら大間違い。「アイヘイトユー」と言うんです。このセリフにハリウッド中がたまげたんですね。
■ファミリー向けの映画：『ラブ・アクチュアリー』
2004年公開のヒュー・グラントら人気俳優が豪華共演した作品。家族におすすめの心が温まる注目シーンを紹介した。
有村：19人の男女が織り成す恋愛模様。映画業界でいうと、それぞれの主人公がいて、それぞれでいろんなことが起こっている“グランド・ホテル方式”。最終的には点と点が線で結ばれて大団円で終わるという、大変よくできたお話ですね。
サッシャ：そうなんですよ、最後みんなつながってね。
有村：義理の息子の熱烈な片想いをサポートする父親が出てくるんですよ。やっぱりファミリーで見るには、こういった心温まる恋愛模様があるのもひとついいんじゃないかな。なぎさちゃんにおすすめしたいシーンは、新妻役のキーラ・ナイトレイに恋をする画家の告白シーン。これが傑作で、画用紙を使って無言で告白するんです。
増井：あー！ ありました！
有村：お笑い芸人の鉄拳さんみたいにめくっていくシーン（笑）。「もちろん君は旦那さんがいるから素敵だけど僕の想いだけは伝えておくね」っていう謙虚さとクリスマスというハッピーホリデーの思いやりですよね。今見てもあのシーンは胸が熱くなりますよ。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」は、毎週月曜日から木曜日の10時10分ごろ放送。次回もお聴き逃しなく！
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【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
【12月24日（火）『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」（ナビゲーター：サッシャ、増井なぎさ）】
■ひとりでもクリスマスを満喫できる映画：『ダイ・ハード』
1989年公開のブルース・ウィリス主演作品。おひとりさまにおすすめだという、その理由と見どころは？
有村：ひとりでクリスマスイブに奮闘する男の物語『ダイ・ハード』。クリスマスイブにブルース・ウィリス演じる主人公ジョン・マクレーンが事件に巻き込まれて、アラン・リックマン演じるテロリストを孤軍奮闘してやっつけていくというお話です。これはもう“ぼっち”の方は勇気をもらえますね。ブルース・ウィリス演じるマクレーンが不運なんですよ。そして、ダメオヤジが常にボヤいてるっていうのが、当時アメリカで非常に新しかったんですね。弱いおじさんがボヤキながら戦う。サラリーマンのお父さんの共感を得たのがこの作品なんです。
サッシャ：等身大のヒーローってことね。ビルから落ちるシーンが好きです。
有村：このシーンの裏話があるんです。監督がアラン・リックマンの驚く顔を撮るためにワン、ツー、スリーで手を離すところをワン、ツーで手を離したと。だから、「ウソーっ！」って顔で落ちてるんですよ。本当に名シーンなので観ていただきたい！
■カップルにおすすめの映画：『恋人たちの予感』
1989年公開のメグ・ライアン主演作品。メグ・ライアン出演の代表的な3作品『恋人たちの予感』『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』の中でも最高傑作と有村は語る。注目ポイントは脚本なのだそう。
有村：第一印象、最悪な状態で出会ってからずーっと友人関係が続いている男女の話。男と女の友情は成立するのか、否かを描いたのが本作なんですね。
増井:永遠のテーマではありますよね。
有村：観ていただきたいポイントは、ノーラ・エフロンという女性脚本家。今までハリウッド100年、115年の映画の歴史がある中で、1990年代までに活躍した脚本家のほとんどが男性でした。だから、ラブロマンスを書いても、男性目線。男女のすったもんだとかすれ違いがあり、そのあと「アイラブユー」「ミートゥー」って言って最後抱き合って終わるというのが定説だったんです。でも、この映画はそれを真っ向から否定したんですね。このノーラ・エフロンの脚本は、今まで考えつかないようなオチにしているんです。最後、そのセリフをメグ・ライアンに言わせるんですけど「アイラブユー」で終わると思ったら大間違い。「アイヘイトユー」と言うんです。このセリフにハリウッド中がたまげたんですね。
■ファミリー向けの映画：『ラブ・アクチュアリー』
2004年公開のヒュー・グラントら人気俳優が豪華共演した作品。家族におすすめの心が温まる注目シーンを紹介した。
有村：19人の男女が織り成す恋愛模様。映画業界でいうと、それぞれの主人公がいて、それぞれでいろんなことが起こっている“グランド・ホテル方式”。最終的には点と点が線で結ばれて大団円で終わるという、大変よくできたお話ですね。
サッシャ：そうなんですよ、最後みんなつながってね。
有村：義理の息子の熱烈な片想いをサポートする父親が出てくるんですよ。やっぱりファミリーで見るには、こういった心温まる恋愛模様があるのもひとついいんじゃないかな。なぎさちゃんにおすすめしたいシーンは、新妻役のキーラ・ナイトレイに恋をする画家の告白シーン。これが傑作で、画用紙を使って無言で告白するんです。
増井：あー！ ありました！
有村：お笑い芸人の鉄拳さんみたいにめくっていくシーン（笑）。「もちろん君は旦那さんがいるから素敵だけど僕の想いだけは伝えておくね」っていう謙虚さとクリスマスというハッピーホリデーの思いやりですよね。今見てもあのシーンは胸が熱くなりますよ。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」は、毎週月曜日から木曜日の10時10分ごろ放送。次回もお聴き逃しなく！
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【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
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