街支える重み実感 小学生が土木事務所で職場体験

 横浜市内に住む小学校高学年の18人が17日、同市港南区の港南土木事務所で職場体験に参加した。パトロールカーの乗車や横断防止柵作りを通じて、生活を支える仕事の大切さを実感した。

 市内の小中学生を対象にした、市教育委員会の主催事業「子どもアドベンチャー2017」の一環。

 子どもたちは事務所前の歩道で、横断防止柵作りに挑戦。コンクリートで高さ約80センチの支柱を固定し、さらに3本の横柵をしっかりと器具で取り付けた。固まる前のコンクリートを使い自分だけの手形を制作したり、道路の穴などを点検するパトロールカーにも体験乗車した。

 参加した4年生の児童(9)=同区=は「普段目にする柵が作られる過程など、身近な仕事を知れてうれしかった。作った柵が実際に使われるのもいい思い出になる」と話していた。

 子どもアドベンチャーは市内の公的機関や企業、団体などが職業体験や工作といった計79のプログラムを実施。18日までで、当日参加できる企画もある。問い合わせは、市教委電話045(671)3282。

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