節目の20回、力強く 伊勢原市民オケがコンサート

 伊勢原市の市民オーケストラ「伊勢原室内管弦楽団」のコンサートが20日、同市田中の市民文化会館大ホールで開かれた。力強い演奏で、20回目の節目を祝った。

 同楽団は1997年4月、市の主催の小学生向け音楽教室の受講者に、教室の講師だった米山啓子さんが「子どもから大人まで幅広い世代が集えるオーケストラをつくろう」と呼び掛け、設立された。

 現在は小学校5年生から60代までの30人が在籍。コンサートは98年8月から毎年1回、開催している。「周りからはよく続いていると言われるが、団員の仲の良さが長く続く秘訣(ひけつ)。一度辞めた人も大学進学や引っ越しなどをきっかけに、また戻ってくれる」と米山さん。

 20日のコンサートでは映画「アナと雪の女王」や「ハウルの動く城」のテーマ曲のほか、チャイコフスキーの「1812年」など全7曲を披露した。米山さんは「今後も地域の人と一緒に音楽を楽しんでいきたい」と意気込んでいる。

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