古民家で浴衣やジャズを楽しむ・川崎

 築100年以上の古民家で浴衣を着てジャズや料理を楽しむイベント「浴衣 de(デ) JAZZ(ジャズ)」が19日、川崎市高津区末長の「澁谷農園母家(おもや)」で開かれ、約50人が楽しんだ。

 幸区で古い着物を使った和小物や季節の草花によるリースなどを制作している大蔵優子さんと夫の厳太郎さんが企画。知人のシチリア料理店シェフや、「八百屋ジャズ」として演奏活動する青果商のジャズピアニストらが協力し演奏が行われ、同農園で取れた野菜を使った料理も振る舞われた。参加者は全員、浴衣か着物を着用。15畳2間の中央には帯で作った敷物でランウェイが設けられ、“浴衣のファッションショー”が行われた=写真。

 同母家は、イタリア野菜栽培などに取り組む農家の澁谷義之さん、直子さん夫妻が実家を改築し、2015年9月にコミュニティースペースとしてオープン。大蔵さんは「古民家を活用した素晴らしいスペースがあることを知ってほしくて企画した。来年も開きたい」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社