左手のピアニストとして世界で活躍する舘野泉さん(81)が19日、「大和市文化創造拠点シリウス1階芸術文化ホール メーンホール」で公演する。「こころの音楽」と銘打ち、対談と演奏で人生を語る。午後2時開演。
音楽一家に育ち、5歳でピアノを始めた舘野さんは2002年1月にヘルシンキで行われたリサイタルの演奏中に倒れ、右半身不随に。04年に左手だけで演奏するピアニストとしての道を歩み始めた。
1部では舘野さんと、文筆家で文化芸術プロデューサーの浦久俊彦さんが、傘寿を迎えても精力的に活動を続ける舘野さんのこれまでを写真などで振り返るトークショーを実施。海外のオーケストラを率いて行ったリサイタルの様子などのほか、幼少期の写真も公開される。
2部では「バッハ(ブラームス編):シャコンヌ」のほか、舘野さんのために光永浩一郎さんが作曲した「サムライ」などを演奏する予定。
チケットは全席指定3500円。26歳未満の学生は1500円。問い合わせは、同ホールチケットデスク電話046(263)3806(午前9時〜午後8時)へ。土日も通話可能。