事故撲滅へ横須賀で交通安全推進大会

 横須賀市交通安全市民総ぐるみ運動推進大会が18日、横須賀市本町のショッパーズプラザ横須賀で開かれた。さまざまなステージイベントやアトラクションが行われ、買い物客らに交通事故の撲滅を呼び掛けた。市交通安全対策協議会(会長・上地克明市長)の主催。

 会場には、モニターを見ながら自転車や自動車の運転を疑似体験するシミュレーターや反射神経年齢を測定する機械などが並び、家族連れらがゲーム感覚で楽しんだ。特殊なゴーグルを掛けて泥酔状態での歩行を体験するコーナーも設けられ、参加者は飲酒運転の怖さを再認識していた。

 ステージでは交通安全教室、ビンゴ大会、市民吹奏楽団の演奏などが行われ、参加者は楽しみながら交通ルールを学んだ。

 式典では交通事故ゼロを目指し、「子どもと高齢者の交通事故防止」「飲酒運転の根絶」などを誓った決議を採択。市交通安全功労者(12人・8団体)と小中学生交通安全ポスターコンクール優秀作品(30人)の表彰が行われた。

 市のまとめでは、市内でことし発生した交通事故件数は10月末現在で1112件(死者3人、負傷者1336人)。

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