神奈川で14人感染確認 1日当たり最多

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で31日、10~70代の男女計14人の感染が新たに確認された。1日当たりの判明者は28日の12人を上回り、最多となった。

 県が発表したのは、平塚保健福祉事務所管内(平塚、秦野、伊勢原市、大磯、二宮町)で、30代と50代の女性会社員、県内に勤める60代の男性会社員、厚木保健福祉事務所管内(厚木、海老名、座間、大和、綾瀬市、愛川町、清川村)で40代と70代の無職女性、50代の女性施設職員の計6人。いずれも軽症という。このうち厚木管内の50代の女性施設職員は、県外の児童福祉施設で相談職として勤務。70代無職女性は29日に感染が公表された50代の女性会社員の同居家族という。

 横浜市はいずれも会社員の、50代男性と20代女性の感染を確認した。2人は入院しているが軽症。男性は3月中旬、妻と欧州に渡航し、帰国後は自宅待機していた。19日に発熱やせきの症状が出た。女性は市内で勤務し、夫と2人暮らし。倦怠けんたい感が出始めた21日から出勤していないという。

 川崎市幸区の10代の女子大生は家族1人とともに20日に旅行先の米国から帰国。24日に喉の痛みなどの症状が出て、30日に陽性が判明した。大学は春休みで登校していないという。多摩区の40代の男性会社員は23日にせきなどの症状があり、30日に陽性と分かった。宮前区の50代の男性会社員は24日に発熱。30日に呼吸が難しくなり、救急車で搬送され、入院した。いずれも都内勤務という。

 相模原市の40代女性は都内の会社に勤務するパート従業員。23~25日に沖縄県を旅行し、帰宅後、頭痛がして自宅で療養していた。

 横須賀市の20代男性会社員は23日に悪寒症状が出て、27日に発熱。31日に陽性と判明した。軽症だが入院を調整している。1人暮らしという。茅ケ崎市保健所管内(同市、寒川町)の30代の女性会社員は20日に発熱し、その後もせきや味覚、嗅覚障害などを訴え、30日に陽性が判明し入院した。1人暮らしで県内の会社に勤務しているという。

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