【新型コロナ】川崎市で新たに男女8人感染確認 10歳未満女児も、1人は重症

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、川崎市は1日、男女8人の感染を新たに確認したと発表した。10歳未満の女児や看護師が含まれていた。8人のうち1人が重症という。これまでに市が発表した感染者は計30人となった。

 感染が確認されたのは、川崎区の30代男性会社員、高津区の40代男性会社員、幸区の30代無職女性と60代女性看護師、50代男性会社員、中原区の50代男性会社員、宮前区の女児と20代女性看護師の計8人。

 市によると、川崎区と高津区の男性は、発症から2週間前までの間に複数のライブハウスに行っていた。うち東京都内のライブハウス1カ所が重複しているという。

 幸区の無職女性は既に感染が確認されていた30代男性の妻で、同区の女性看護師も同居家族という。看護師は県内の医療機関に勤務しており、発熱のあった3月23日まで出勤していた。

 同区の男性は都内の会社に勤務。23日に発熱し、31日に陽性が判明した。

 中原区の男性は、市が28日に感染を発表した市外在住の50代男性と同じ都内の会社に勤務していた。

 宮前区の女児は、神奈川県外の自治体が感染を発表した40代男性の娘だった。同区の女性看護師は市内の医療機関に勤務。24日に発熱したが、28日まで出勤していたという。

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