兵庫県警有馬署

 不倫の発覚を恐れ、意識を失った男性を放置したとして、兵庫県警有馬署は23日、保護責任者遺棄の疑いで、神戸市北区、パートの女(51)を逮捕した。

 逮捕容疑は22日、午後3時25分ごろ、同区有馬町唐櫃のラブホテルで、会社員男性(52)が意識を失い、呼吸が止まったことに気付きながら、放置して部屋を離れた疑い。

 同署によると、女は「不倫関係がばれると思い、その場を離れた」と容疑を認めている。荷物をまとめてホテルの外に出ようとしたが、支払いが済んでおらず出られなかったといい、「男性の意識がない。119番してください」とホテルの従業員に伝えたという。

 男性が倒れて約15分後に従業員が通報したが、搬送先の病院で死亡が確認された。男性と女は同市内の別のホテルで働く従業員同士という。