高潮で全損のフェラーリ51台… 海水を浴びた新車のフェラーリはその後どうなる?

神戸市にあるフェラーリ正規ディーラーでは台風21号による高潮の影響で、51台ものフェラーリが海水につかり全損となってしまいました。全損となった51台のフェラーリは今後、どのような扱いとなるのでしょうか。

フェラーリ51台全損のフェラーリ正規ディーラーはどんな場所に

 2018年8月28日に発生した台風21号は、9月4日に「非常に強い」勢力のまま日本に上陸し、近畿・北陸地方を中心に60箇所で観測史上最大の最大瞬間風速を記録。大阪湾周辺では記録的な高潮も発生し、関西国際空港をはじめ多くの場所が冠水しました。

高潮被害を受けた後のフェラーリ正規ディーラー「オート・カヴァリーノ」。現在のところ、電話も不通で営業停止中(※撮影:加藤博人)

 神戸地方気象台の発表によると、高潮警報は9月4日午前2時50分、同午前6時23分、同9時28分と合計3回、発表され注意を呼び掛けていましたが、神戸市にあるフェラーリ正規ディーラーでは51台ものフェラーリが海水につかり全損となってしまいました。全損となった51台のフェラーリは、事前に避難させることはできなかったのでしょうか。また今後、その車両はどのような扱いとなるのでしょうか。

フェラーリの詳細を見る

 高潮の被害を受けたフェラーリ正規ディーラー「オート・カヴァリーノ」は神戸にある人工島「六甲アイランド」の北東側にあります。阪神高速の「六甲アイランド北」ランプのすぐ近くで、入り組んだ湾の奥に位置しており、周辺の倉庫や店舗なども約30本のコンテナが海に流出したり、冠水した車両十数台から火災が発生したり、甚大な被害を受けました。4日午後3時半頃には神戸市災害警戒本部より、六甲アイランド全域に避難指示(緊急)が発令されましたが、この時間帯にはすでに海水がかなりの高さまで侵入していたと思われます。

 なお、同じ六甲アイランドの中にある「ポルシェセンター神戸 六甲アイランド認定中古車センター」に聞いてみたところ「高潮の被害は全くありませんでした。事前に車を移動させることもやっていません」とのことでした。フェラーリ51台もアイランドの中央部にまで移動していれば、このような甚大な被害にはならなかったかもしれません。

高潮の被害に遭った正規ディーラーで扱うフェラーリモデル等を写真でチェック(18枚)

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