皆さんは、どんな「セルフケア」をしていますか?
余計な健康グッズを買わずに、心と体の基本的なニーズを満たし、自分自身を大切にする「セルフケア」を実践するにはどうしたらいいか考えてみたいと思います。
ヘルシーな食生活を心がける
「食べない方が良いもの」と聞いて頭に浮かぶ食べ物があるなら、もう何を食べない方が良いかわかっているはずです。
頭に浮かんだのはクッキーでしょうか。それともアイスクリームでしょうか。
あるいは、間違いなく身体に悪いとわかっていてもお腹がすいているとき手軽にテイクアウトできる食べ物でしょうか?
自分を責める前に、どんな食生活にしたいか現実的に考えてみましょう。
カロリー量や肉食かビーガンかは重要ではなく、質の良い食事をすること、そして早い時間に食べること、複数回に分けて食べることをお勧めします。
野菜と蛋白質は摂取しましょう。
ヘルシーな食事の量を増やせば、ジャンクフードにはあまり手が出なくなるはずです。
普段ヘルシーな食生活をしているなら、たまに自分へのご褒美としてジャンクフードを食べても大丈夫です。
エクササイズの時間をスケジュールに入れる
エクササイズが身体に良いことは言うまでもありません。
心臓疾患や肥満のリスクが減りますし、年をとっても活動的でいられます。気分の落ち込みや不安が和らぐこともあります。
より良い人生にするためには、間違いなくエクササイズを生活に取り入れた方が良いでしょう。
ですから、カレンダーにエクササイズの時間を入れましょう。
エクササイズの優先度を低くしてしまうと、スケジュールから抜け落ちてしまうので、エクササイズに割ける最小限の時間を考えて、その時間をカレンダー上でブロックしましょう。
ジムに行かないなら、自宅でできる自重ワークアウトをしましょう。
ライフハッカーの過去記事でホテルやアパートに附属している設備の整わないジムで行うエクササイズを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください。
とりあえず1か所片づける
散らかった部屋にいると運気も停滞しそうです。でも、「近藤麻理恵式片づけ術」を実践するエネルギーがある人ばかりではありません。
だったら、1か所だけ片づけましょう。
たとえば、台所のテーブルや仕事のデスク、いろいろなものが山積みになっているドレッサーなど、よく使う平面を1つだけ片づけるのです。
20分間片づけたら、驚くほどきれいになります(片づける前と後の写真を撮とると一目瞭然です)。
いったん片づけたら、「今後はずっときれいなままにする」と宣言しましょう。
もう「あの散らかったテーブル」にはせず、「きれいに片付いているテーブルに3つだけ置いてある物を片づけなくちゃ」となるようにしましょう。
大事な予定をスケジュールに入れる
今年行かなければならないドクターアポはありますか?
他に心のカレンダーに引っかかっている大きなイベントはありますか?
携帯電話にデフォルトで付いているカレンダーでいいので、重要なのに忘れてしまいそうな予定をカレンダーにインプットしましょう。
リマインダーをセットしておけば、当分の間は「大事なことを忘れるんじゃないか」と心配をせずに暮らせます。
十分な睡眠を取る
就寝時間と起床時間を決めておくのは良いことですが、睡眠時間を十分にとれていますか?
仕事やパーティで夜ふかしすると、「今夜は睡眠時間が短くなりそう」なので「明日は寝不足で辛い1日になりそう」という事態になりかねません。
どこまで睡眠時間が減ると翌日辛くなるかは、経験値で既にわかっているはず。
自分は4時間睡眠で平気な珍しい人間だと他人に豪語するのはやめましょう。本当はそうじゃないとわかっているはずです。しっかり眠ってください。
他人と助け合う
情報サイトViceで、Shayla Loveさんはこう指摘しています。
セルフケアは時として他人から与えられるべきケアを一時しのぎに自分で自分にしているケアである。
たとえば、心を落ち着かせるためにバブルバスに入ったり瞑想アプリを使ったりしますが、精神衛生をしっかりカバーしてくれる社会に住んでいたら、また状況は違っているのではないでしょうか。
社会や家族や友人から助けてもらう方法を見つけてください。また、自分が他人を助ける方法も見つけましょう。
食べ物をもらいにフードバンクに行く人もいれば、食べ物を寄付しにフードバンクに行く人もいるのと同じことです。
自分でできないことは、他人の手を借りる方法を見つけるのです。手始めに、友人や家族に相談してみましょう。
辛い思いをしているなら、助けの手を差し伸べようとしてくれる人たちがいるはずですから、助けてもらいたい項目をリストアップしましょう。
一方で、時間やエネルギーやお金に余裕がある人は、皆により良いケアを与えられる社会にするために行動を起こしましょう。
周囲に助けが必要な友人はいませんか? 政治に働きかけてみてはどうでしょう。
結局のところ、より良い世の中を作ることが究極のセルフケアなのです。
Image: Cassandra McD, Carol Yepes/GettyImages
Source: Vice
Beth Skwarecki – Lifehacker US[原文]