英ガーディアン紙が、子どもを本好きに育てる方法について、児童書関係の権威からもらったアドバイスの一覧を紹介していました。その中でも私のお気に入りは、大好きな作家Julia Donaldsonのアイデアです。(『The Gruffalo』や『Room on the Broom』を、娘たちに何十回と読み聞かせました)

Donaldsonは、子どものお気に入りの本を読んで録音し、それを車の中で子どもに聞かせていたと書いています。簡単なことですが、とても素晴らしい。

あなたが自分の声が好きじゃなくても、子どもは聞いてくれます。また、遠く離れた祖父母や親戚に録音を頼んでもいいわけです。

まずは録音を。少しくらい間違えても大丈夫

実際のやり方は、まず本や物語を選び、「ボイスメモ」アプリや同じような録音機能のソフトを開き、本を読み始めます。オーディオブックのナレーターが教える音読のコツもありますので見てみてください。少し間違っても大丈夫です。実際それが味わいになります。

Redditユーザーのfoxmom2は「私の両親は、私の子どものために数年前に『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を録音してくれました。私たちが気に入っているのは、言葉がつっかえたところです。私の父が読んでいる途中で“新雪…の胸の上で”と止まると、いつも笑ってしまいます」と書いています

兄弟の音声も楽しめる

子どもが何人もいる場合は、年上の子どもにお願いし、弟・妹のために読ませて録音してみましょう。ブロガーのLiska Myersの息子さんは、妹のために読んで録音しています。

「娘はお兄ちゃんが録音したお話しが大好きで、お気に入りの物語『Hairy Maclary Scattercat』の中で、お兄ちゃんが猫の鳴き真似をしたのを聞くと、娘はクスクス笑います」とMyersは書いています

もしくは、子ども自身に録音させて聞くのもいいです。子どもが、新しい本の読み方や、違うタイプの本を読んでみようという気になります。

音声はいつでもどこでも聞ける。アレクサにも頼める

自家製のオーディオブックをつくったら、旅行の移動中や、子どもが歯磨きをしているときや、親が料理で忙しいときなどに、子どもに聞かせることができます。

作家のAustin Kleonは、奥さんと一緒に子どものお気に入りの本を読んで録音し、Dropboxの共有フォルダに入れておけば、散歩や旅行のときにも聞ける教えてくれました

また、「Plex」や「My Media Server for Alexa」のようなサービスを使えば、親が家にいないときも、子どもがアレクサに読み聞かせを頼むことができます。

録音したものが、子どもと一緒に読み聞かせをする代わりになるわけではありませんが、今でも今後でも、子どもがあなたの声を聞きたくなったときに、安心できる材料になります。

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Source: The Guardian, Voice Memos, reddit, Adventure in a box, Plex, My Media Server for Alexa

image: George Rudy/shutterstock

Michelle Woo - Lifehacker US[原文