忙しいとき、寝てるとき、それでも投稿したいとき。

気軽に世界へと発信できる時代だからこそ知っておきたいメールやSMS、ツイッターを予約投稿する方法を米GizmodoのDavid Nield氏がまとめてくれました。


インターネットとそこで動くあらゆるアプリやサービスのおかげで、世界の反対側にいる相手とも即座に連絡を取れるようになりましたが、その相手が真夜中の連絡を歓迎するとは限りません。

何かひらめいたタイミングが必ずしも共有するのに最適なタイミングというわけではなく、ソーシャルメディアのシェアにも同じことが言えます。

そこで、メールやインスタントメッセージ、テキストそしてSNSの予約投稿の方法をご案内します。

純正ツールやアドオンから予約できるようになるので、真夜中に上司を起こしてしまったり、仕事中の友人を邪魔してしまったりしなくて済むようになりますよ。

メールを予約する方法

人気のGmailに予約送信機能が追加されました。

ウェブ版でメールを書いているなら、送信の横にある小さなドロップダウンメニューを開いて、送信日時を設定を選び、日時を指定しましょう(もしくは「明日の朝」といったプリセットを選ぶ)。

送信予定のメールは、画面の左にある送信予定のリンクから確認または編集できます。

この機能はAndroidとiOSのGmailアプリにも搭載されています。

新規メールあるいは返信を書いている時に、右上の角にある3点ドットアイコンをタップしてから、予約送信を選択。

こちらも提案されたオプションか希望の日時から選ぶことができます。

Gmail
Gmail
Image: Gizmodo

OutlookでもEメールの予約はできますが、WindowsとmacOSのデスクトップ版のみで、ウェブやモバイル版はできません。

Windowsで新しいメッセージや返信を書く際は、送信をクリックする前にオプションその他オプションをクリックして、配信タイミングを設定します。

Outlook for Macだとさらに簡単で、送信の横にあるドロップダウンの矢印をクリックして、後で送信を選び、日付と時刻を入力すればOK。

どちらのOSでOutlookを使っているにせよ、予約されたメールは指定された時間まで下書きボックス、もしくは送信ボックスに保存されるので、必要に応じて編集やキャンセルが可能です。

Outlook
Outlook
Image: Gizmodo

macOSとiOSの純正メールアプリには予約送信機能がないので、GoogleやMicrosoftから提供されている代替手段か、別のサードパーティー製アプリを選ぶことになります。

GmailとOutlookはどちらもiCloudメールアカウントを利用できるので、そこからメッセージの送信を予約するという手も。

SparkはmacOSとiOS (そしてAndroid)用の素晴らしいメールクライアントで、使いやすいメールの送信予約機能が搭載されています。

さらにベーシックな個人向けの利用なら無料です。

Mailbutlerは、後で送信機能を含むmacOSのApple Mail用の拡張機能のパッケージ。

しかし、無料版だと予約送信は入っていないので、有料版という選択肢になります。

SMSを予約する方法

SMSを予約することは可能です。

一番簡単なのは、新しいOne UIが搭載されたSamsung(サムスン)のAndroidスマートフォンの場合。

メッセージ作成時にメッセージ入力画面の左にある+アイコンか右側に表示される3点ドットをタップすると、予約のオプションが現れます。

ほかのAndroid端末はそう簡単にはいきません。

兄弟メディアLifehackerが指摘したように、Pulse SMSの出番ですね。

米Gizmodoでも使ったことがあり、良い印象を受けた代替テキストメッセージアプリです。

テキストスケジューラーはプレミアムバージョンの機能ではないので、無料版でも利用できます。

予約するにはメッセージの作成画面で右上の3点ドットアイコンをタップして、メッセージを予約送信するを選びます。

Pulse SMS
Pulse SMS
Image: Gizmodo

以前からあるサービスのIFTTT(イフト、If This Then That)も使えます。

たとえば、日付&時間のオプションをトリガー、AndroidのSMSオプションをアクションとして使うことで、1日あるいは1週間の特定の時間に特定の人へテキストを送信できるというもの。

しかし、この方法はあまり柔軟性はあるとは言えません。

Shortcuts
Shortcuts
Image: Gizmodo

iOSではテキストの予約送信にショートカットアプリが使えます。

兄弟メディアLifehackerでも詳しく述べらているように、コチラのショートカットに連絡先、メッセージ、そして送信する時間と日付を入力すると、その時間にSMSを送ってくれます。

1点補足すると、予約された時間までの間、スマホはロック解除された状態でないといけないので、映画を見るかゲームで時間を潰すかする必要があるかもしれません。

残念ながらWhatsApp、SignalやTelegramには予約送信機能はありません。

これらメッセンジャーでの予約送信を謳うサードパーティー製アプリはいろいろとありますが、いくつか試してみたところ、安全あるいは信頼できる選択肢としておススメできるものではありませんでした。

ソーシャルメディアの投稿を予約する方法

ブランドやビジネス向けでない限り、メジャーなソーシャルネットワークにはプリインストールされた予約投稿機能ツールはほぼ存在しません。

コンシューマー向けで、唯一公式と言えるような選択肢はTwitterのTweetDeckです。

予約するには、投稿画面のSchedule Tweetボタンから設定します。Twitterで予約投稿を行なえるツールは、サードパーティー製もたくさんあります。

中でも気に入ったのはBufferで、SNSアカウントを3つだけ、1度に予約投稿するのは10件までに留めておけば無料で使えます。

特定の日時、もしくはプリセットのスケジュールでの投稿が可能。

Buffer
Buffer
Image: Gizmodo

つまり、水曜日に5件さらに木曜日に5件ツイート、といった感じですね。

このアプリはウェブ版、モバイル版そしてブラウザ拡張機能で利用できるので、どれを使うかも選べますよ。さらに分析ツールもついてきます。

Bufferだけが選択肢というわけではありません。

個人ユーザーよりもソーシャルメディアマネージャー向けに開発されていますが、Hootsuiteも一見の価値あり。

3つのSNSアカウントと予約した投稿を最大30件にとどめておけば、Twitterの予約投稿にはタダで使えます。

Hootsuite
Hootsuite
Image: Gizmodo

特定の日時を選ぶことや数日前から予約など、Bufferと同じくらい投稿スケジュールを管理できます。

モバイルアプリやブラウザの拡張機能でも利用できますよ。


ちょっとした操作でいろいろと活用できそうです

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Image: Gizmodo, Unsplash

ギズモードジャパンより転載(2019.07.03)