- 成功する子どもを育てる最善の方法は、子どもに勤勉を見せ、彼らの興味を奨励することである、とイーロン・マスクの母親メイさんはCNBC Make Itのエッセイに書いた。
- 彼女の育児スタイルの多くは、勤勉に仕事をすることから贅沢な体験を避けることまで、彼女自身が受けた教育に影響を受けている。
- 彼女の第一子であるイーロンは、PayPal、テスラ、スペースXを設立し、236億ドルの財産を築いた。
仕事第一主義はマスク家の伝統なのかも知れない。
ハードワークはイーロン・マスク(Elon Musk)の子ども時代の指針だった。彼の母親メイ・マスク(Maye Musk)さんはCNBC Make Itのエッセイの中で、彼女のお気に入りの子育て法の一つであると書いている。
「どうやって成功する子どもを育てたのかとよく聞かれます」と彼女は書いている。
「私は彼らに、勤勉について教え、彼らに自分の興味に従うようにさせてあげたと答えています」
このシングルマザーはイーロンの他に、レストラン経営者のキンバルと映画監督のトスカという2人の子どもも育てた。
ハードワークは自分の両親から学んだ原則であるとメイはCNBCに書いた。
メイの父親は、彼女と双子の妹にお金を払って、自身のカイロプラクティックの宣伝チラシを折りたたんで郵送する仕事をさせた。
12歳のときからは、彼女は受付係も務めた。メイさんはそれに倣って、3人の子どもたちを、彼女が運営する学校で働かせた。
「子どもたちは責任の現実から守られる必要はありません」とメイさんは書いている。
「子どもたちは、私が衣食住のために一生懸命働いているのを見て、学んでくれました」
メイさんはまた、子どもたちに自分の進路に責任を持たせ、自分の助けを借りずに大学を選択し、入学願書などに作成するよう求めた。
しかし、責任を押し付けるだけでは、子どもたちが成功した大人になるためには不十分だという。
彼女はまた、他の親が贅沢な生活を与えて子どもを甘やかすのを見て落胆した。
彼女は、子どもたちが大学時代に、床に置かれたマットレス、6人のルームメイト、荒れ果てた家、といった劣悪な環境で暮らすことを許したが、それは彼らが物理的に安全であることを確認した上でのことだったと書いた。
息子のイーロンは自分の子ども時代とは異なるアプローチを取り、子どもたちを大邸宅で育て、彼が設立した私立学校に送り込んだとBusiness Insiderは以前報じた。
アントレプレナーによると、この自動車会社幹部は学校のカリキュラムを自ら設計して、子どもたちが興味のあるトピックに集中できるようにしている。
億万長者の他の親も、勤勉について同意見だ
家族が勤勉の重要性を強調する億万長者はイーロン・マスクだけではない。
ビル・ゲイツは水泳、サッカー、フットボール、トロンボーンなど、本来は得意ではない活動を両親が彼に押しつけたと述べた、とThrive Globalが報じている。
彼の父親は、未来の億万長者に両親が同意しなくても自分の判断を尊重するようにも促した。
ハーバード大学を中退してマイクロソフト社を設立するというビル・ゲイツの決断もその1つだと、2009年にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語っている。
「(母親の)メアリーも私も心配していた。彼女の方がより多くね」とビル・ゲイツ・シニアはWSJに語った。
「私たちの期待は、大学生の子どもを持つ人々と同じ、彼らが学位を取得するという、ごく普通の期待だった」
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image: Getty Images
BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2020.01.15)