なるほど、この手があったとは!
もともと魔法瓶と名付けられた真空2層式の保温・保冷ボトルは、登場当初はガラス製でした。
しかし、落としてしまうと割れてしまうことから、取り扱いに慎重さが求められるため、持ち歩く水筒には向かない構造だったのです。
そこで登場してきたのが、ステンレス製のボトル。これによって、保温・保冷ボトルは一気にアウトドアへ普及していくことになります。
ところが、そんなステンレス真空ボトルも、金属臭が気になるという人にとっては、美味しく飲めないという問題を抱えていました。
そんな中、第3世代とでも呼ぶべき新しい真空ボトルが登場してきたのです。
磁器製で新機軸のステンレス真空ボトル
『Kokoro Thermal Flask』は、磁器製のインナーを持ったステンレス真空ボトル。
シンガポール生まれの製品ですが、「こころ」という和名が付けられているのもちょっと嬉しい、新機軸のボトルです。
構造は単純で、一般的なステンレス真空ボトルにもう1層追加したような形。
カオリンという粘土を使って1400度以上で焼かれた磁器は、かなりの高品質とアピールされていて、茶しぶなどの汚れが付着しにくいという特徴もあるそうです。
もちろん、飲み物が直接ステンレスに触れることはないので、金属臭も気にならないというわけ。
セラミックコーティングとの違いは、長期間の使用でコーティングが剥げてしまうことがない点。
取り外しできるので、しっかり洗いたいときや漂白剤を使いたいときに作業性がいいのも見逃せませんね。
ただし、デメリットになりそうなのは、磁器だけに割れてしまう可能性があるところ。
もっともガラス魔法瓶と違って、魔法瓶構造体自体が割れてしまうわけではないので、インナーを交換可能にすることで、安心感を高めています。
同じく磁器製の専用ストレーナーも付属していて、お茶や紅茶をセットするのも簡単ですし、パッキン類を全て分解洗浄することも可能。
ラインナップは、450mlと550mlの2タイプで、カラー展開はブラック、ピンク、ホワイト、ブルー、パープルの5色、これにプリント柄の4種も用意されています。
執筆時点でゴール額の1361%を達成している要注目アイテムですので、気になる人は早めにチェックしておきましょう。
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Image: Kokoro Thermal Flask / Indiegogo
Source: Kokoro Thermal Flask / Indiegogo, Swanz Kokoro / YouTube