新型コロナの影響もあり、まだまだ油断できない状況ではありますが、少しずつ外出やレジャーの機会が増えてきました。

他人との接触機会を減らすために、密を避けた炎天下での自転車通勤や徒歩での移動が増えている今だからこそ、日射病や熱中症対策が重要に

そこで、普段使いはもちろん、さまざまなアクティビティにも対応する機能的なハット&キャップをここにピックアップ!

真夏に帽子を被ると、どうしても蒸れや汗が気になりますが、そうした不快さを大幅に低減してくれる快適なアイテムがいくつもあるのです。

機能性はもちろんですが、今のファッションスタイルに合わせやすいデザインであることも重視しました。

エクスプローラーハット、バケットハット、キャップの3種に分けて、ご紹介していきます!

屋外アクティビティで活躍する「エクスプローラーハット」

「エクスプローラーハット」とは、「Explore」=「探検・冒険」という意味通り、ブリム(=ツバのこと)が長く、顎ひもが付いたハットの総称。

“ジャングルハット”“ブーニーハット”という別名もあり、ともに亜熱帯の森林地帯を行軍する兵士のために開発されました。

その日除け防止機能を活かして、アウトドア用に落とし込んだエクスプローラーハットを厳選。マンネリになりがちな夏の着こなしのアクセントとしてもおすすめです。

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Photo: 坂田貴広

写真左のコロンビア「クールヘッドゼロブーニー」は、冷却効果と吸水速乾性に優れた独自機能であるオムニウィックを採用し、長時間でもさらりとした被り心地が持続。

ブリムの後ろ側に設けたメッシュポケットに収納されたサンシェードを広げれば、首裏の日焼けも防止し、冷却効果も発揮します。

クールヘッドゼロブーニー価格4900円/コロンビア

そして写真右は、ザ・ノース・フェイス「FL ハイカーハット」

アイテム名にある「FL」とは、「FUTURELIGHT」の略称で、同ブランドが独自に開発した、通気性に優れた最先端の防水透湿素材のこと。

長めのブリムが日除けの役割を果たすと同時に、雨でもしっかりと視界をキープしながら頭部をドライな状態に保ちます。

両サイドに設けたスナップボタンを使って、左右のブリムをコンパクトにすることもできます。

FL ハイカーハット価格7000円/ザ・ノース・フェイス

トレンドを意識した着こなしにフィット。進化した「バケットハット」

バケツを逆さまにしたような形状が特徴の、下向きのブリム付き帽子を「バケットハット」と呼びます。

綿布で作られた軽快なものが多く、芯地がないのでクシャッと折りたたむこともできます。

90年代のUKロックムーブメントで人気となり、オーバーサイジングな着こなしにバケットハットというスタイルが広まりました。

スケボーやヒップホップをルーツとする、現在のストリートスタイルにおいても重要な小物として復権し、機能的素材で進化したバケットハットは今季マストなアイテムと言えるでしょう。

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Photo: 坂田貴広

写真左は、自転車に乗るときに求められる機能性と街に溶け込むファッション性を両立させた「ナリフリ」と、日本にハット文化を広めてきた「CA4LA」とのコラボ「narifuri×CA4LAスパンライクメトロハット」

薄手で軽量なストレッチ性素材は撥水性にも優れているため、多少の雨なら難なく対応してくれます。

また、フィット感を調整するドローコード、風に飛ばされないためのストラップ(顎ひも)もあり、ライディングに集中できます。

narifuri×CA4LAスパンライクメトロハット価格1万2000円/ナリフリ

そして写真右は、スノーピークの夏用アイテムの中でも、特に評価が高いQuick Dryシリーズ「Printed Quick Dry Hat」

微細な通気孔を設けたメッシュ調のポリエステル素材で、抜群の通気性が自慢。吸水性と速乾性にも優れ、汗ばむ炎天下でもさらりとした被り心地が持続します。

小さく折りたたんでポケットに入れておいても、シワになりにくい素材でもあるので、清潔感のある見た目をキープしてくれます。

Printed Quick Dry Hat価格7800円/スノーピーク

あらゆるアクティビティで使い回せる便利な「キャップ」

いわゆる野球帽の一種ですが、生地の切り替えを工夫してすっきりとフィットする、被りの浅い形状が現在の主流です。

週末のアウトドアはもちろん、普段のランニングやサイクリングにも使える、夏用の機能性素材のキャップがおすすめ。

昔ながらのメッシュキャップでは味わえない快適さと、スタイリッシュな見た目を両立させた物を選びましょう。

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Photo: 坂田貴広

写真左は、トレイルランニング用に開発された「ソフトシェル キャップ」。その名の通り、やわらかいストレッチ素材がポイントになっています。

また、撥水性と通気性に優れているので、不快な蒸れを逃しながら、キャップ内部の温度を一定に保ちます。

いわゆる“ジェットキャップ”と呼ばれる、5枚のパネル切り替えによるフォルムも、頭を小さく見せてくれます。

SOFTSHELL CAP価格3000円/サロモン

そして写真右は、“太陽と遊ぶ”というコンセプトで生み出されたシェルテックという多機能性素材を使用した「シェルテックキャップ」

熱気をシャットアウトし、最大で-5°の状態を生み出す冷感効果を発揮してくれます。

吸水速乾性にも優れ、紫外線防止もあるので、長時間日差しに晒されるアウトドアシーンで重宝します。フィット感を調整できるワンサイズ仕様。

シェルテックキャップ価格4500円/カブー

***

軽装になりがちなこの時期は、帽子選びでその人のセンスが如実に現れるもの。

スポーティな着こなしに合わせやすく、ストレスフリーでいられるハット&キャップを用意しておけば、髪型がイマイチ決まらないという日でも、スタイリッシュに見せてくれます。

同時に日射病や熱中症対策もできて、一石二鳥なのです。

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Photo: 坂田貴広

Source: コロンビア, ザ・ノース・フェイス, ナリフリ, スノーピーク, サロモン, カブー