どっちの画質がお好み?
Apple Watch Ultraのテストを兼ねて登山へ行ってきたのですが、実はiPhone 14 Proも一緒に持って行ってたんです。
目的はもちろん、カメラ性能のチェック。パワーアップした4800万画素のカメラで撮る自然の風景は、さぞ高画質なはず。
でも写真の画質って比較対象があった方がわかりやすいですよね。なので、今回は高級コンデジの定番「GR II」も持っていきました。
iPhone14 ProとGR II、それぞれの写真を並べていくので、画質の違いや「自分はこっちの写真が好きだなぁ」など、唸りながらご覧くださいませ。
iPhone14 Pro vs GR II、ファイッ
1枚目がiPhone 14 Pro、2枚目がGR IIです(以降もすべて同じ順序です)。草の緑っぷりや木目の明瞭さなど、かなり違いが出てます。GR IIのイメージコントロールはスタンダードで適正露出で撮影。
はるか遠くに見える富士山を狙った写真。iPhone14 Proはゴーストが出ていますが、青空のグラデーションは見事。記憶色に訴えかける色だねぇ。
適正露出同士で撮るとGR IIはややアンダーに見えます。おかげで写真らしい写真っぽく写りますが、コントラストや彩度を持ち上げたい気持ちにもなる。
流れる水場を撮ってみましたが、iPhone14 Proの方はディティールが出すぎてますねぇ。どちらもシャッタースピードは1/250くらいです。GR IIの方はピント合わせが大変でしたが、iPhone14 Proは一瞬で撮れました。
ボケの違いは仕方ないとして、色が全然違いますね。木々が生い茂る日陰で撮影したので、iPhone14 Proはデイライトよりも色温度高めで青く出てるのかも。解像感はかなり高い。
最後は下山後のきのこそばを撮影。
これもホワイトバランスを抜きにしてディティールやハイライトに注目すれば、iPhone14 Proのシズル感が印象的です。
このくらいのテーブルフォトになるとさすがにボケは出ないか。
Proらしい絵にできるかは、アナタ次第
今回は比較相手がスマホではなくコンデジだったので、写真としてはかなり差がある結果となりました。
iPhone13 Proとの比較記事もあるので、そちらもご参照ください。クアッドピクセルの威力などがかなりわかりやすく紹介されています。
ちなみにiPhone14 ProではProRAW画像が撮れるので、現像前提で撮影するのもアリです。現像前提ならホワイトバランスや眠さもレタッチでなんとかなる。
「どうせRAWで撮るしな」という人であれば、コンデジ持たずともiPhone14 Proでバシバシ撮っていくのもアリだと思いますよ。
夜景撮影も便利だし!
ギズモード・ジャパンより転載(2024.03.23公開記事)