効果はすぐに出る。成長したければ「締め切り」を設定すべき訳

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例えいくつになろうとも、人は「成長したい」と思うもの。しかし、そのためには何をすべきなのかが分からない、という向きも多いのではないでしょうか。そんな方のために、今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自身も実践しているという「成長するためのシンプルな方法」を紹介しています。

成長するためのシンプルな方法

どんなことでもそうだとは思いますが、誰もが成長するためにできるとてもシンプルな方法が存在します。それは締め切りを作るということです。

例えば、接客のことで考えると、アプローチの仕方がありますよね。新人さんなどは特に苦労をする、接客の導入部分のことです。ここを何とかして成長させようと思うなら、アプローチのワードを考えるとか、練習をしてみるといった方法が考えられます。

ですが、ただ単発でやっても効果は限定的なものになってしまいます。せっかくワードを考えても、少し経てば忘れてしまうことも多いですし、練習をしてもその1回くらいではなかなか思うような成長を図るのは難しいでしょう。

だとしたら、常に考え続けられる方法を作ってしまえばいいのです。例えば、毎週月曜日に、アプローチのフレーズを1つ考えて店長に提出する、みたいなことですね。毎週月曜日を締め切りにしてしまって、アプローチのフレーズを1つずつ考えて提出する。やり方は別に何でも良いのですが、こうすると常に締め切りを意識することになるので、普段からアプローチに対する意識がグンと上がります。

もちろん、あまりに簡単すぎるものではダメですし、同じものばかりになっていないかなどはチェックしていく必要はありますが、この方法は、単発的なトレーニングなどとは違って、日頃の生活の中でも考える機会が増えるようになるので、どんなことでも成長を図ることができます。

接客のことで言えば、

  • フレーズを考える

ということの他にも、

  • どこかの店で接客を受けて、アプローチがどんなものだったかレポートする

というようなこともできます。アプローチだけではなく、ニーズヒアリングや提案の仕方などいろんなことに応用が効きますよね。

この方法を私が強く押すのは、やはりこういうメールマガジンを書いているからです。私にとって、締め切りは毎日やってきます。日刊で配信しているメールマガジンがあるので、常に締め切りに追われていて、そのため接客のことを常に考え続けている状態がもう6年近く続いています。

また有料版のNEXTの方では、業界注目ニュースなど、いろんなコーナーを展開していますが、それらもまた、毎週締め切りが来るので、ずーっといろんな情報を探し続けている状態が続きます。負荷としてはそれなりのものではありますが、その分、得られる情報や情報の得方そのものに大きな変化もあります。

ありがたいことに、締め切りに追われることで成長している感も一緒に得られているのです(当の本人はそんなに締め切りに追われている感は感じていませんが)。

とてもシンプルな方法ですが、自分自身でやってみると効果はすぐにわかります。教育にも使えるやり方ですが、ここは結構うまくやらないと強制感の方が強くなるので注意してくださいね。

今日の質問です。

  • 自分が今成長させたい能力は何ですか?
  • その能力について、毎週締め切りを作って考えるとしたら、どんなことが考えられますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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