シリア

アサド大統領電撃訪露 プーチン氏と和平協議

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 【モスクワ杉尾直哉】シリアのアサド大統領が20日、ロシア南部ソチを予告なしに訪問し、プーチン露大統領と会談した。露国営テレビが21日伝えた。ロシアによる空爆作戦などで、過激派組織「イスラム国」(IS)の壊滅が現実的となる中、プーチン氏はアサド氏への支持を明確に示し、今後の政治移行で主導権を握る狙いがあるとみられる。

 アサド氏の訪露は、ロシアがシリア空爆を開始した直後の2015年10月以来。この日、プーチン氏はアサド氏に「シリアでのテロとの戦いは終わろうとしている」と述べ、露軍の大規模な軍事作戦を近く終了させる考えを示した。さらに「今後、最も重要なのは政治(移行)プロセスだ」と語り、反体制派との和平・正常化交渉に協力するよう、アサド氏に求めた。

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