緑運ぶ羽音 屋上の夢 大阪・梅田のビル屋上で養蜂10年 環境教育・花の栽培…広がる活動

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
巣箱の点検をする梅田ミツバチプロジェクトのメンバーたち=大阪市北区で2019年5月24日午前8時49分、山崎一輝撮影
巣箱の点検をする梅田ミツバチプロジェクトのメンバーたち=大阪市北区で2019年5月24日午前8時49分、山崎一輝撮影

 大阪・梅田のビル屋上で養蜂するNPO法人「梅田ミツバチプロジェクト」が、活動を始めて今年で10年。素人ばかりで始めた活動は今、子供らへの環境教育やハチミツ関連商品の開発、都市緑化にも広がる。蜜を求めて草花を行き来するミツバチが多いことは、豊かな自然環境の証し。代表の小丸和弘さん(54)は「屋上養蜂を通じて、大阪の緑化について考えてくれれば」と期待する。

 多くの若者らでにぎわう大阪市北区茶屋町。農機具大手「ヤンマー」の本社ビル12階(高さ約50メートル)にある屋上では、路上の喧噪(けんそう)は消え、「ブン、ブン」と羽音が聞こえる。4~7月末は花の蜜を運ぶ繁忙期で、今年5月24日、防護ネット姿の小丸さんらは、蜜の詰まった巣板の回収や巣箱の掃除に汗を流していた。

この記事は有料記事です。

残り831文字(全文1164文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月