養蜂

技術をザンビアに 元研修生チクンビさん再来日 丸森で習得に励む /宮城

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ミツロウを溶かす作業をするチクンビさん=宮城県丸森町の石塚養蜂園で
ミツロウを溶かす作業をするチクンビさん=宮城県丸森町の石塚養蜂園で

 丸森町の養蜂園で、アフリカ南部のザンビアから来日した男性が養蜂業に励んでいる。貧しさ故に、進学を諦める子どもも多い祖国のために、養蜂に関わるさまざまな事業を学ぶ日々だ。【藤田花】

 暖かい風が心地よい6月中旬の丸森町。福島との県境にほど近い阿武隈川沿いの山中に石塚養蜂園はある。作業小屋の戸を開けると、採蜜器の横で、吉澤雅人さん(39)とロドリック・チクンビさん(38)が一緒に採蜜作業をしていた。

 ザンビア出身のチクンビさんは、同国の農業研修所で国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として活動していた吉澤さんと、同僚として働いていた。昨年、同国と丸森町の間で、農業専門家や研修生が交流し合う「ザンビア・丸森プロジェクト」を利用し、同町を訪れ、2週間にわたって養蜂やキノコの栽培について学んだ。

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