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7月の祇園祭のハイライト=山鉾(やまほこ)巡行(17日の前祭(さきまつり)および24日の後祭(あとまつり))は今年、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、残念ながら、中止が決定されました。中止になるのは、それ以外に、10日の神輿(みこし)洗式、13日の稚児社参、16日の宵宮(よいみや)神振行事や神楽、17日の神輿渡御(神幸)、17~23日の御旅所奉納囃子(はやし)、24日の神輿渡御(還幸)、28日の神輿洗式など。
八坂神社(京都市東山区)の森寿雄宮司と祇園祭山鉾連合会の木村幾次郎理事長は記者会見で「苦渋の決断だった」と述べたと報じられました。そもそも祇園祭そのものが、京都など各地で悪疫が流行した平安時代の869(貞観11)年に災厄除去を祈って始まったとされているのですから、パンデミックのさなかの今年こそ、これまでにも増して「疫病退散・無病息災」を願っての盛大な取り組みが必要なはずです。その中止はやむをえぬ…
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