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業務上の連絡や報告などは、ビジネスチャットを利用している企業が多いと思われるが、この春からビジネスチャットを使い始めた新入社員にとっては、ビジネスチャットでの報告がどこまでOKなのか、挨拶などはどうすべきかなど、戸惑いもあるのではないだろうか。
ビジネス版LINE「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社が、ビジネスチャット導入企業に勤務する30代〜50代のビジネスパーソンを対象に「新入社員のチャット利用に関する上司の意識調査」を実施しているので、それを参考にしてはいかがだろう。
まず、新入社員がチャットで行う報・連・相のOKラインとNGラインだが、「直行・直帰の報告」は73.7%がチャットでOK、「緊急対応を要するミスの報告」は、59.8%がチャットはNG、「当日の欠勤報告」は、49.8%がチャットOKで、50.2%がチャットNGである。
次に、社内チャットで「お疲れ様です・お世話になります」などの挨拶の必要性については、「不要・どちらでもよい」は、50代が42.3%で30代は22.7%である。年齢が上がるほど、チャットでの挨拶の有無は、こだわらないようである。
また、メッセージ相手の部署や役職、名前を記載するかどうかも、新入社員にとっては悩みどころである。「不要・どちらでもよい」は、50代は59.4%で30代が33.4%と、こちらも年齢が上がるほどフランクな対応に寛容になってくることがうかがえる。
一方、チャットだけのコミュニケーションに、「嫌われているのではないか不安」と感じているのは、年齢的には新入社員と近いはずの30代が44.5%で、40代・50代よりも高いこともわかった。
ビジネスチャットを使うメリットは、業務の効率化である。経営者や管理職など年齢が上がるほど、そのメリットを強く実感しているということのようだ。また、上司は部下が気にするほど、チャットでの細かなマナーにはこだわっていないことも明らかになった。
しかし、いくら効率優先といっても、社会人として身に着けておくべき最低限のルールやマナーはある。総務などが中心になって、チャットでのルールを明文化しておくと、より業務の効率化が進み、ビジネスチャット導入の成果も上がるのではないだろうか。
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