収入ゼロの裸男3人衆が世界から称賛の不思議

5分で読める!教えてもらう前と後

2020/08/08 10:00

 和歌山県熊野古道で起きた「謎の石像首切り事件」や、秋田県男鹿半島の「不気味な音が鳴るガードレール」など、日本の各地で起こっている不思議な現象を、博多華丸・大吉が解明し話題になった人気コーナー「前と後ハンター!」。8月4日放送の「教えてもらう前と後」では、海外で超有名になった3人の裸男と、富山の山奥で起きている大行列の謎に迫った。

裸男3人組「あつ森」をリアルに体験

今年5月、日本の無人島でとある3人の男性が投稿した1枚の写真が、海外で話題になった。その写真に写っているのは、裸になり葉っぱ1枚をつけてポーズを取っている、丞馬(じょうま)さん、リーさん、大﨑さんというごく普通の男性。しかし、この写真を見つけた台湾のメディアが、NETニュースで掲載する際につけた見出し「真人版動森!」が、思わぬ反響を呼んだ。

「真人版動森!」を訳すとこうなる→「実写版あつまれどうぶつの森!」
さらに、「3人の男が無人島でリアルに体験」と書かれていたのだ。
これを見たアジアのメディアが次々と取り上げ、世界中に拡散されると「おもしろい!」「俺もやりたい!」「応援する!」などの反応が! 3人の裸男が、一躍、海外で超有名になった。

自粛期間中、大ヒットとなったゲーム「あつまれ動物の森」。無人島に住んで海に潜ったり魚を釣ったり、テントで寝たり......。この時3人も、同様に無人島で自給自足の生活しており、その生活ぶりが大人気ゲームと重なって、「実写版!あつまれどうぶつの森」という見出しがマッチしたのだ。

元々は別の仕事をしていたが、海仲間だったという3人は、各方面に使用許可を取り、4月20日~5月19日までの1か月間、地元九州のとある無人島で自給自足生活をしていた。そんな無人島生活を記念に残すために、島に持ち込んだ太陽光パネルを利用してパソコンでYouTubeやTwitterにUPしていた。そんな中の一枚が海外メディアに取り上げられると、国内外あわせてなんと240万を超える反応が!

現在は、淡路島の近海にいるという3人に話を聞くべく、森三中の大島美幸が海へ向かった。なぜ無人島生活を始めたのか聞いてみると、新型肺炎コロナウイルスが影響していたと言う。観光に携わる仕事をしていた3人は、それぞれ収入が途絶えやることがなくなってしまった。そこで、自分たちがやりたいことができる場所を探したら無人島に行き着いたというワケ。いざ実行してみると、家族や仕事があり冒険の旅に出たくても出られないという人たちが、彼らに想いを乗せて応援し始めた。見ず知らずの人から「制作費の足しに」と、10万円が振り込まれたこともあるらしい。

そんな人たちの夢を背負って、無人島の次はカヌーで瀬戸内海横断・600km自給自足の旅に出かけた。今回のカヌー旅では、賛同者から寄附金を募り21万円が集まった。その使い道は、彼らと同じようにコロナの中でも挑戦する人たちに全額託すと決めている。で、裸男3人組の次なる挑戦は、ただでもらったヨットで島巡りの冒険に出ること。いくつになっても夢を諦めず挑戦し続ける無邪気な男たち。世界から賞賛を浴び、誇らしげな表情は輝いていた!

ミシュラン掲載を断った「飲めるそうめん」

富山県の立山連峰。その山裾に大行列ができる場所がある。最寄り駅から歩いて1時間、車で15分。人気のない道をひたすら進んだ先にある「ドライブイン金龍」。山奥にあるこのレストランが人気の訳は、並んでまでも食べたい「そうめん」。客が口々に「二杯目です。一杯じゃ足りないです」「飲めますね、これは飲み物です!」と言う、この「飲めるそうめん」を食べに来る人は、地元の富山、石川、福井はもちろん、愛知、山梨などの他府県からも。そこで、レストラン店主の坂井勝士さんと奥さんの朋子さんを、しずちゃんこと南海キャンディーズの山崎静代が直撃。

65年前からそうめん一筋の「金龍」。立山連峰の湧水(ゆうすい)でしめた麺を、厳選した素材(羅臼昆布、利尻昆布、干し椎茸、煮干し、鰹節2種、宗田節の7種類をブレンド)で取った出汁に浸していただく。見た目はなんともシンプルで綺麗、喉越しが良くスルスルと入っていくそうめんは、まさに飲んでいる感じだとしずちゃんも言う。

店主「1年中13度~14度の冷たい水でそうめんを一気にしめると、キュッと麺がしまっておいしくなります。いい素材を使って手間暇かけて作った出汁は、3日後お客さんに出しています」。盛り付ける時はこだわりの出汁が薄まらないよう、 冷やしたそうめんの水をしっかりと切ったら、奇跡の"飲めるそうめん"の完成だ! 

11時~15時までの4時間と短い営業時間の間に提供する数は約900杯。その人気ぶりから、あの「ミシュラン」からも掲載を依頼されたのだが、「これ以上忙しくなったら困る」という理由で断ったらしい。実は金龍の6割が常連客で、その人たちのためにもこれ以上人が押し寄せると困ると思い断ったのだとか。

ではなぜ、今回はテレビの取材を受けてもらえたのか。その理由は「大吉さんが大好きなんです。人生の師かなと思うくらい好きで、大吉さんのあのコメント力は最高ですね。本当に、神がかってますよね」と言う、大吉ファンの店主のおかげだった。興奮気味の店主から「大吉先生!あの、朝も夜も見ています。見られない時は録画して見ています。これからも頑張ってください!」と言うメッセージとともに、「飲めるそうめん」がスタジオに届いた。それを食べた大吉も「本当に違う、まじで違う、口に入れた瞬間違う。何だこのうまさの秘密は!」と興奮気味だった。

     ◇

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史・教育など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。次回は8月11日(火)よる8時から、水族館の魅力に迫る。

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