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和歌山・海南で「黒江めった祭り」 メダカを探して路地裏散策

昨年の「黒江めった祭り」の様子

昨年の「黒江めった祭り」の様子

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 海南市の川端通り(海南市黒江)周辺で6月3日、「黒江めった祭り」が開催される。

浄國寺で公開・展示された、漆芸家・橋爪靖雄さんの作品

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 同地域は400年以上の歴史を持つ漆器の四大産地の一つ。「めった」とは和歌山の方言でメダカのこと。同地域では軒先でメダカを飼う習慣があることから、街の魅力を伝えるイベントとして地元有志が昨年5月に開催し3000人以上が訪れた。

 実行委員の瀬戸山江理さんは「昨年は『イベントをきっかけに帰省した』とか、地元の人から『地域の魅力を再発見できた』などの声をいただき喜んでもらえた。出店者は昨年より増え、多くの人に歓迎してもらえうれしい」と笑顔を見せる。

 昨年に続き、メダカの展示・販売やメダカすくいを用意。白黒赤の上にラメが入った「三色ラメ幹之(みゆき)」、体内がマリンブルーの「深海」など10種以上のメダカを各所に展示する。

 昨年好評だった体験型プログラムを大幅に増加。伝統工芸士の林克彦さんによる箸の蒔絵(まきえ)体験、シルクスクリーン印刷のオリジナルグッズ作成、旧田島うるし工場で陶芸体験など、約14種類。飲食、物販店は「ハンバーグの店櫻井」「紫香庵」「ラーメン幕末」「藤桃庵」など約20店が出店する。そのほか、初の試みとして海南市の観光アプリ「ようこそ海南」を使ったデジタルスタンプラリーを開催する。

 実行委員長の小西康喜さんは「今年は地元商店街『船尾市場』の店主さんたちも『市場としておもてなしをしたい』と定休日だが特別営業してくれる。多くの人にご来場いただき、黒江を盛り上げていきたい」と意気込む。

 開催時間は10時~16時。

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