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第4回 基準価額ってなんだろう?

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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Q・基準価額ってなんだろう?

A・基準価額とは投資信託の一口あたりの資産価値です。

スミタさん:『基準価額』って『きじゅんかがく』って読むのよね。よく『基準価格』『きじゅんかかく』とも表示されていることもあるけど、言い方が違うだけかな?

タムラさん:いや、そもそも『価格』と『価額』は意味が違うでしょう。どうして混在しているのだろう?

スミタさん:『基準価額』の内容についてきちんと理解しないとわからないのかも、、、AI-Senseiに聞いてみよう!

スミタさんの言う通り、きちんと理解するために投資信託の基準価額の定義をしっかり説明するからね。

たしかに投資信託の評価額について基準価格(きじゅんかかく)であったり、基準価額(きじゅんかがく)と表示したりと混在されているよね。でも正しくは「基準価額」であり、投資信託に関連した法令などでも、「基準価額」という表現が使用されているんだよ。

「OO投資信託の値段は今いくら?」など“値段”というなら“価格”という表現でもいいような気がしてしまうんだけど、そうじゃないよ。これは『基準価額』の算出方法が関係しているんだ。基準価額の算出方法は、※組み入れられている株式や債券などを時価評価して、さらに債券の利息や株式の配当を加えて資産総額をだすんだ。ここから費用を差し引いたものを『純資産総額』といって投資信託の規模を表すよね。『純資産総額』から投資信託を受益者が所有する総口数でわったものが基準価額だよ。

一般的に投資信託は1口1円で設定され、1万口あたりで公表されていて、基準価額は毎営業日に1回、運用会社によって算出されているんだ。

※参考:第2回 純資産総額って何だろう?

〈さらに、深堀り!〉

【基準価額は毎営業日に1つ】

一般的な投資信託の基準価額は、毎営業日に1つの価額として運用会社が算出し、公表されます。この基準価額において、投資信託の購入や換金が行われます。

基準価額が公表されるのは、投資信託の取引の申込を締め切った後で、投資家は当日の基準価額が分からない状況で投資信託の取引を行います。このことを「ブラインド方式」といいます。 基準価額が確定し、公表された後に投資信託の取引ができると、すでに投資信託を保有している投資家の利益が阻害されるため、このようなブラインド方式を採用しています。

【主な基準価額の確認方法】

・運用会社のホームページ
多くの運用会社は、自社が運用する投資信託の基準価額や運用状況を、ホームページで公表しています。

・販売会社のホームページ
一般的に、取り扱う投資信託の基準価額や目論見書などを掲載しています。

・投資信託協会のホームページ
基準価額、新しく設定された投資信託などについて調べることができます。

・新聞
主な追加型の株式投資信託の基準価額は「日経新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「毎日新聞」などの日刊新聞に掲載されています。
* 新聞では投資信託の名称が短く表示されています。

ご留意事項
・当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
・投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。
・投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。
・当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。
・当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来の市場環境の変動等により運用方針等が変更される場合があります。
・当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。

(提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント)

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