三井不動産は7月24日、三井不動産が設立したCVCファンド「31VENTURES Global Innovation Fund」を通じて出資しているイスラエルのベンチャー企業Dronomy Ltd.(ドロノミー / 以下、Dronomy)と、ドローンの実証実験を2017年7月に東京都中央区日本橋室町3丁目の建設現場にて実施したことを発表した。

今回の実証実験では、Dronomyが独自開発したドローンの自律飛行技術を使用して、三井不動産が再開発組合の一員として推進している「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区」の建設現場で空撮を行った。

現在は、3階部分の一部まで工事が進行しており、施工会社の鹿島建設ほかJVの協力のもと、ドローンによる工事現場の空撮および施工中の建物の3Dモデル作成を実施している。

Dronomyが計測・取得した各データはクラウド上で管理されており、今後は、工事の進捗管理・計測、関係者間の情報共有ツールとしての活用を検討し、各業務の効率化・人件費削減・安全管理の向上などの実現可能性を探っていく。

三井不動産ではこのたびの実証実験の実績を活かし、都市開発事業におけるテクノロジーの活用について検討を進めていく予定だ。