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Mozillaは7月25日(米国時間)、「Firefox Roadmap for Flash End-of-Life|Future Releases」において、Adobe Systemsが発表したFlash Playerの提供終了アナウンスに対する同社の対応を発表した。MozillaはPlugin Roadmap for Firefox - MDN web docsのロードマップに従ってFlashのサポート廃止へ向けた取り組みを進めると説明している。

公開されているロードマップは次のとおり。

  1. 2017年8月: サイトごとにどのサイトでFlashの実行を許可するのかを設定する必要がある
  2. 2017年9月: Android版Firefoxにおいてプラグインのサポートを廃止
  3. 2018年後半: ユーザーがサイトごとに許可したFlash実行の設定は反映されなくなり、セッションごとにFlashを実行するかどうかをその都度指定する必要がある
  4. 2019年前半: Flashを使っているサイトにおいて警告を表示
  5. 2019年: Flashをデフォルトで無効化。Flashを有効にすることはできないが、特定のサイトのみFlashの実行を許可することはできる
  6. 2020年: Flash機能を削除。ただし、ESR(Extended Support Release)に対してはAdobe Systemsから提供が終了するまでFlashは提供される
  7. 2021年: Adobe SystemsがFlash Playerの提供を終了した以降、プラグインの読み込みを禁止

Flashを使ったWebゲームコンテンツは2010年ごろからその割合を減らしており、現在ではHTML5技術を使ったWebゲームコンテンツが過半数を占めている。Adobe Systemsが正式にFlash Playerの提供終了計画を発表したことで、さらにこの傾向が進むものと見られる。