東芝ライフスタイルは8月3日、キャニスター型のコードレスクリーナー「VC-NX」シリーズを発表した。収納充電台が付いた「VC-NX1」とダストステーションがセットになった「VC-NXS1」を用意する。価格はオープン。発売日と推定市場価格は、VC-NX1が9月1日 / 100,000円前後、VC-NXS1が11月1日 / 120,000円前後。

VC-NXシリーズ

VC-NXシリーズは、吸引力や長時間駆動、軽い操作性を追及し開発された。シリーズ名のNXは、「新しさ」や「次世代」を表現した「NEXT」を略したものだ。本体カラーは、VC-NX1がサテンゴールドとブラストシルバー、VC-NXS1がグランレッドとグランブロンズをそろえる。

モーターは、新たに自社開発された「ハイスピードDCモーター HD45」を採用。最大で毎分約12万回転が可能で、ファンを高速回転させることにより吸引力を高める。電源として、従来機種の2倍となる10本のリチウムイオン電池を搭載。連続運転時間は強モードで約7分、おまかせモードで約20~30分、標準モードで約60分となっている。

手元にかかる負担を軽減するため、ファンモーターや充電池、集じん部を手元操作部から分離しグリップ部分に配置。これにより、グリップを持つ手にかかる荷重は、ヘッドを床面に接地させた状態で約520gとしている。グリップは「らくわざフリーグリップ」を採用しており、ヘッドを前後に動かす、方向を変える、持ち上げるといった動作を簡単に行える。

さらに、本体の上下が反対になっても立て直さずに掃除を続けられる「ダブルフェイススタイル」により、狭いスペースでも方向転換しやすくなっている。ヘッドは「TORNEO V」にも使用する自走式の「ラクトルパワーヘッド」で、高い集じん性能と軽い走行を両立した。

VC-NXS1にのみ付属するダストステーションは、本体の充電だけでなく、ダストカップの塵落しとゴミの吸出しを自動で行う。本体のダストカップ容量が0.2Lなのに対し、ダストステーションのダストカップ容量は0.8Lで、ゴミ捨ての頻度を少なくできるという。

このほか、ゴミの有無を検知する「ゴミ残しまセンサー」、LEDライト付きの「ワイドピカッとブラシ」などを備えている。VC-NX1とVC-NXS1の外形寸法はW261×D234×H185mm。本体重量は2.8kg、本体 / ホース / 延長管 / ヘッドの合計重量は4.2kg。

2モデルで共通する付属品は、ふとん用ブラシ、ロングブラシ、すき間ノズル、丸ブラシ、お手入れブラシ、付属品収納バッグ、別売品用アタッチメント。