AMDは6月20日(米国時間)、高性能データセンターサーバ向けプロセッサ「AMD EPYC 7000シリーズ」を発表した。

EPYCのチップイメージ

また、これに併せてHPE、Dell、Asus、Gigabyte、Inventec、Lenovo、Sugon、Supermicro、Tyan、Wistronが搭載製品を発表したほか、主要なサーバー・ハードウェア・エコシステム・パートナーであるMellanox、Samsung Electronics、およびXilinx、ならびにサーバOSプロバイダのMicrosoft、Red Hat、VMwareがプラットフォームの最適化などを表明している。

なお、同シリーズは、1ソケット向けに3製品、2ソケット向けに9製品の合計12製品が予定されており、AMDの最新世代アーキテクチャ「ZEN」をベースとしており、最大32コア、最大2666MHzに対応した8チャネルのDDR4メモリ(1CPUあたり最大2TBまでサポート)、128レーンのPCI Express Gen3といった性能が提供される。

EPYCの概要とブロックダイヤグラム

EPYCは4ダイ構成で、各ダイ間は「AMD Infinity Fabric」と呼ぶインターコネクトで接続されるほか、2ソケットシステムの場合、Infinity Fabricのコヒーレントな相互接続が行われる

専用のセキュリティプロセッサ(CPUコアはARM Cortex-A5を採用)も搭載されている