KDDIとラックは2月5日、クラウドの需要拡大やIoT時代を見据え、総合的なセキュリティソリューションを提供する合弁会社「KDDIデジタルセキュリティ」の設立で合意した。両社は2月中に新会社を設立し、4月の事業開始を目指す。

新会社は、KDDIのICTソリューション(ネットワーク、IoTプラットフォームなど)と、ラックのセキュリティ分析力・技術力を融合することで、こうした市場環境変化に対し、ネットワークからセキュリティまで一元的に支援する。

サイバーセキュリティ分野において培った知見を持つ専門家が、セキュリティ体制の構築・運用の支援からセキュリティ診断、24時間365日の運用・監視まで、総合的なセキュリティソリューションをグローバルに提供することで、ユーザー企業の課題解決を目指す。

また、デジタル・トランスフォーメーションにより、ユーザー企業のビジネス拡大に伴いIT活用を進めていく中、安心して事業拡大を可能にしていくという。

新会社は総合的なセキュリティソリューションの提供を主な事業内容とし、設立日は2月19日を予定、事業開始日は4月1日、出資金は5億円、資本金は2億5000万円、株主構成はKDDIが51%、ラックが49%となる。