インターステラテクノロジズ(IST)は4月30日、窒素ガスのリークが発生していた「MOMO2号機」のゴールデンウィーク中(5月3日~5日)の打ち上げについて、準備状況から、実施を見送ることとし、打ち上げを夏以降に延期することを発表した。

  • 29日の打ち上げ前の「MOMO」2号機の射点の様子

    29日の打ち上げ前の「MOMO」2号機の射点の様子。トラブル発生後、機体のそばに高所作業車が到着し、何らかの作業を行っている様子が見えていた (撮影:大塚実氏)

既報の通り、ISTは4月29日に予定していた打ち上げを延期し、30日以降の打ち上げを目指すと発表していたが、レギュレータ(調圧弁)まわりの設計ミスにより、窒素ガスのリークが発生していることを確認。MOMO初号機で採用していた構成に戻す形で対応を図り、30日朝の打ち上げを目指していたが、29日の23時に機体の統合試験などを行う必要があるとの判断から5月3日~5月5日の期間での打ち上げに延期を決定していた

その後、30日の18時過ぎに、公式Twitterアカウントにて、「打上げ準備状況から、本ウィンドウでの実施を見送ることといたしました」との決定を公開。改めて夏以降での打ち上げを目指すとしており、詳細が決定次第、改めて打ち上げスケジュールなどの発表を行う予定としている。