日本HPは26日、アルミニウム筐体のコンバーチブルPC「HP Spectre x360」シリーズの新モデルを発表した。本体デザインを刷新したほか、13型モデルでは、従来のアッシュブラックに加え、深い藍色とゴールドの組み合わせた新色「ポセイドンブルー」が上位モデルで採用されている。

ラインナップは、13.3型の「HP Spectre x360 13」と、15.6型の「HP Spectre x360 15」2種類。発売時期はいずれも12月初旬で、価格は税別139,800円から。

  • HP Spectre x360 13

「HP Spectre x360」は、スリムなアルミ筐体が特徴のコンバーチブルPC。新たに、側面全体にダイヤモンドエッジカットを施した新デザインを採用した。ヒンジ両端にはカットが入り、その斜めになったカット部分にUSB Type-Cが配置されている、独特のデザインになっている。

  • タブレット形状でも利用できる。ヒンジ端のカットデザイン部分には、USB Type-Cポートが搭載されている

プライバシーに配慮した機能も搭載した。モデルによりディスプレイの覗き見防止スクリーン「HP Sure View」を用意したほか、カメラ機能のオンオフをワンタッチで操作できる物理スイッチ「プライバシースイッチ」も採用した。また、セキュリティ面では、Windows Hello対応の顔認証センサー / 指紋認証センサーも搭載している。

  • 画面を立てた状態

HP Spectre x360 13の主な仕様

13.3型モデルは、ベーシックモデル、スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル、パフォーマンスモデルの4モデルを用意する。

ベーシックの最小構成モデル「13-ap0033TU」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-8265U(1.60GHz)、メモリが8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド(1,920×1,080ドット、タッチ対応)、OSがWindows Home 64bitなど。

インタフェースは、USB 3.1 Gen2×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応)、microSDカードスロットなど。

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 5.0。本体サイズはW308×H14.3~16.0×D217mm、重さが約1.32kg。バッテリ駆動時間は最大22時間30分。カラーはアッシュブラック。Spectre アクティブペン2が付属する。

HP Spectre x360 15

15.6型モデルは、ディスプレイに3,840×2,160ドットのUHD 4K液晶、グラフィックスにGeForce GTX 1050Ti(Max-Q Design)を採用。ストレージ容量の違いで2機種を用意する。価格は税別229,800円から。

最小構成モデル「15-df0009TX」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8750H(2.20GHz)、メモリが16GB、ストレージが512GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 1050Ti GDDR5 4GB、ディスプレイが15.6型ワイド(3,840×2,160ドット、タッチ対応)、OSがWindows Home 64bitなど。

インタフェースは、USB 3.1 Gen2×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応)、microSDカードスロット、HDMI 2.0など。

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 5.0。本体サイズはW359×D249×H19.0~21.0mm、重さが約2.17kg。バッテリ駆動時間は最大13時間45分。カラーはアッシュブラック。Spectre アクティブペン2が付属する。