LLVMプロジェクトは8月1日(米国時間)、「LLVM Project Blog: The LLVM Project is Moving to GitHub」において、LLVMプロジェクトが使用しているソースコード管理システムをSubversionからGitHubへ移行する作業を進めていると伝えた。

GitHubへの移行完了は2019年10月21日が予定されており、進捗状況は「The LLVM Compiler Infrastructure - GitHub Migration Status」において報告されている。

移行に際して、既存のmonorepoレイアウトは維持するとしており、LLVMサブプロジェクトごとに1つのトップレベルディレクトを持つ単一のgitリポジトリが存在することになる。

  • llvm/llvm-project|GitHub

    llvm/llvm-project|GitHub

バージョン管理システムをGitHubへ移行させるものの、GitHubを使ったプルリクエストはしないとされており、これまでどおりソースコードのレビューにはPhabricatorを使用するとともに、バグ追跡にはbugzillaを使うという。ただし、将来的にGitHubのプルリクエストを使用する可能性を排除するものではなく、今後の議論で変わっていく可能性があることも示唆されている。

GitHubはソフトウェア開発者から絶大な人気を得ているホスティングサービス。これまでSubversionで管理していたソフトウェアをGitHubへ移行させたという例は多い。GitHubは開発者にとってますます重要なプラットフォームになってきている。