JR東日本は14日、通信事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)と共同で整備を進めていた山形新幹線(奥羽本線)赤岩~板谷間のトンネルにおける携帯電話サービスの提供を1月24日の始発列車から開始すると発表した。

  • 山形新幹線「とれいゆ つばさ」

赤岩~板谷間(トンネル長約5.9km)のサービス開始により、山形新幹線(奥羽本線)福島~米沢間のうち、福島~庭坂間と赤岩~峠間で携帯電話が利用可能に。サービス提供事業者はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクで、「ワイモバイル」も利用可能となる。

JR東日本では、安心・快適に鉄道を利用してもらうため、トンネル内における携帯電話不通区間の解消に取り組んでいる。今回の事業は、トンネル等の人工的な構築物によって電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において、移動通信用中継施設等を設置して携帯電話などを利用できるよう、電波の適正な利用を確保することを目的として実施される「電波遮へい対策事業」にもとづく国の補助金を活用し、工事が行われた。