元SMAPの香取慎吾が6日、東京・表参道の青山学院大学 青山キャンパスで行われた壁画「Be the Difference アート」除幕式に出席。学生たちからのオファーを受けて制作した約高さ2.5m×幅11.5mの巨大な壁画をお披露目した。

  • 香取慎吾

    香取慎吾

青山学院の経営スローガンである「Be The Difference」は、あらゆることの多様性を認めて一人ひとりの個性を大事にするという考え。このスローガンを掲げ立ち上がった学生たちが、自分のスタイルを持ってチャレンジし続けている香取のアート作品を通じて「Be The Difference」を社会に発信したいと思ってオファーし、快諾した香取が同プロジェクトを象徴するアートを共同制作した。

除幕式に登場した香取は、学生たちと一緒に除幕を行い、11日かけて制作したという壁画をお披露目。「形も考えも違うそれぞれの人間が、みんなの愛でそれぞれを支え合って生きていくのは素晴らしいこと。自分も多くの方の愛に支えられて生きています。そんな思いで描きました」と作品に込めた思いを語り、「十人十色、10体の人のような。そこから百人百様でもいいじゃないかと、100体描きました」と、大きな10体と小さな90体、合計100体の人間を描いたと説明した。

中央には巨大なハートが描かれており、「ハートの真ん中は壊れています。傷つけるためにハンマーで打ちつけたり。傷ついたハートも、自分だけでは立ち直れないときも、いろんな人の助けで、みんなの愛で、一人ひとりが生きていると表現したかった」とその意味を説明。壁画の素材はステンレスパネルで、「人通りのある場所だと聞いて、みなさんが写り込んだら面白いかなと。全部を色で埋めるのではなく、抜けているところはみんなこの絵の中に入れる」と余白を作った狙いも明かした。また、「あまりの大きさに最初はうろたえました。大きさでは一番大きいと思います」と話した。

そして、大学の中に作品が飾られることに、「すごくうれしいです。夢をたくさん持った人たちに僕の絵を見てもらって、そこから何か少しでも感じてもらえたり、影響を受けて大人になってくれたらうれしい」と喜び、「東京の街が好きで、東京に自分の壁画があるのも初めて。パラリンピックの絵はサポートセンターの室内なので。ここはみなさん入れる場所みたいなので、しょっちゅう来ることになると思います。みなさんが見ている姿を見に」と出没を予告した。

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